・幕府の人間が奴隷狩りに来たぞ!
・ハラキリのイケニエを集めてるんだ!
・源氏物語絵巻に、残虐なハラキリ儀式のシーンが加筆されているぞ!
・ハラキリの死体は、町人たちが八つ裂きにして楽しむんだよ!
異国の歴史がいかにひどくねじ曲げられて描かれているのか、それは日本の場合に置き換えてみると、よくわかるよと。
全文はこちら。
日本の過去がこんなトンデモない描かれ方をしていたらかなわないよね。
そして。
それとはまた別の、「異国の悲惨な歴史について、日本に置き換えて考えてみるとこうなるよ!」という思考シミュレーションを披露なさっている書籍を拝読した。
そのシミュレーション箇所をまるごと引用ご紹介してみる。
−− 未来某日、日本は、日米安全保障条約を解消し、在日米軍は引き上げた。
まもなく、強い軍事力を誇る他国が日本との国境線ぎりぎりに軍隊を集結させ、日に日に圧力を強めた。日本政府は相手国と交渉、一定の領域を非武装地帯とすることで合意したが、その後、相手国は、非武装地帯でのいざこざを理由に軍を進め、国境線を侵した。
日本政府は、国際社会へ窮状を訴えるが、国連安全保障理事会での議論が時間ばかりを要しているうち、とうとう相手国軍は日本へ進駐。日本の行政のトップには、相手国の傀儡(かいらい)の人物が据えられ、日本国民統合の象徴である天皇は亡命を余儀なくされた。
やがて、相手国の人々が大量に移民してきた。先住民の日本人は定められた地域にしか住むことを許されない。侵略者が「正しい歴史認識にとって支障あり」と判断した文化財は破壊され、利益になると判断された寺社は、観光収入を吸い上げる道具として残された。
為政者への批判は一切許されず、文化人や宗教者は次々と投獄、あるいは処刑された。
日本固有の文字(かな文字など)は使用を禁止され、日本人は改名を命じられ、日本語教育、日本人が書いた歴史の教育は受けられず、家庭で神棚をまつることも禁止された −−
よくできているよー。
さて、これは実際にはどこの国のことだろうか。
どこの悲惨な歴史を、日本にあてはめてみたものか。
安全保障条約を解消し、引き上げたのはイギリス軍だ。
亡命政府は、現在インドに実在する。
観光収入を吸い上げる道具として残された寺社、そしてその貴重な文物は、征服側の政府によって海外に持ち出され「財宝展」の名の元に巡業している。
そのお宝は、九州での巡業を終え、来月から北海道札幌で展覧会に供される。
さあ、どの国の話だ。
... 以下つづき...
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2009/06 New Scientist 
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