[ EP: 科学に佇む心と身体 ]

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催事情報、みなさんお知らせありがとうございます。

今日の科学メモ:食欲増進に死のイメージを

カテゴリ[ニュース(暫定エントリ)] 2008/07/04
本日のメニュー:
・バイリンガルは、言語で性格が違うかも
・投票率に遺伝子が影響を及ぼすんですか
・どうして日本ばかりが捕鯨お化けなの?
・死産や赤ちゃんの死にさいなまれる医者
・患者が治療説明を覚えない原因は医者?
・高齢者が転ばなくなるすぐれものグッズ
・有機栽培農家は遺伝子組み換えがお嫌い
・複雑な気持ちの記憶は気持ちを失いがち
・男はつらいよ、女世界のフィールド調査
・食欲の増進に「死」のイメージをどうぞ

〓〓〓 EP 〓〓〓

言語で変わる人格
●NEWS2008/06 New Scientist How switching language can change your personality
 話す言語を切り替えると、ヒトの性格も変化する
 二つの文化に生きる人々は、言語を切り替えると無意識に人格も変わるっぽい
2008/06 EurekAlert Are you a different person when you speak a different language?
あなたは異なる言語を話すとき、人が変わりますか?

 :端的なところでは、大阪弁と関東弁 smiletang


●画

投票遺伝子?
●NEWS2008/06 EurekAlert Why do people vote? Genetic variation in political participation
 なぜ人々は投票するのか?  政治的参加に見る遺伝子バリエーション
 遺伝子は投票率にかなり影響を及ぼす
 遺伝子と政治的な参加の関連を示す研究はこれが最初じゃないけどね

●画

ノルウェーもやっているのに、どうして日本ばかりが捕鯨お化けなの?
●NEWS2008/06 National Geographic Why Is Japan Whaling's Bogeyman When Norway Hunts Too?
 「親玉をつぶせば、あとのザコも一掃できるだろうから」
 人種的反感もあるんでしょうね。日本人は野蛮だ、とか。(同志社大学・浜矩子 はま のりこ)

●画

心につらい職業
 一割は、もう産科を辞めようかと思ったことがある
●NEWS2008/06 EurekAlert Stillbirths, infant deaths lead to anxiety, guilt and stress among obstetricians
 死産や幼児の死は、産科医の心にストレス、不安、そして罪の意識となってわだかまる

... さらに記事紹介のつづき...
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科学なポッドキャスト:文化進化と未来計画 ほか

カテゴリ[科学なポッドキャスティング] 2008/07/04
本日のメニュー:
・「文化進化」から目指す地球人口50億人未満の世界
・ノルウェーに作られた植物版ノアの方舟
・未来は見えているか? ポスト・ヒューマンの世界
・集束超音波療法FUS 音で病気をやっつける
・知能アップ薬剤と神経エンハンスメントの倫理
・墓穴を掘るど忘れ
・音痴を音痴にさせる脳の故障

〓ガラス棒〓

カール・ジンマーとパウル・エールリヒ、「文化進化」を語る
【動画】科学なムービー
【英語】Carl Zimmer and Paul Ehrlich: Science Saturday: Cultural Evolution
2008-06-28  Bloggingheads.tv

●右画
 Paul's new book, "The Dominant Animal"
ポールの新刊「支配的な動物」
 The overrated idea of a meme
過大評価されたミームというアイデア
 Why the study of cultural evolution needs its own Darwin
文化進化の研究がそれ自身のダーウィンを必要とする理由
 What are people for and what do they want?
人々は何を目指し、何を欲しがるのか?
 Redesigning cities around people rather than cars
車のためにではなく、人々のために都市を再設計せよ
 Aiming for a world with five billion fewer people
地球人口50億人未満の世界を実現させるには

cover
The Dominant Animal: Human Evolution and the Environment

●支配的な動物:ヒトの進化と環境
 Paul R. Ehrlich (著), Anne H. Ehrlich (著)
 Island Pr (2008/6/30)
書籍情報と書評:アマゾン     .


 そういえば、カール・ジンマーさんは、またブログをお引っ越しなさったらしい。

〓ガラス棒〓

●右画
【podcast 音声】科学なポッドキャスト
日本語『Chapter-205 植物のノアの方舟』
2008/06 ヴォイニッチの科学書
 ノルウェーに作られた植物版ノアの方舟、今後4〜5年をかけて種子を収集予定

 → 2008/02 『 地下に北極に月面に「ノアの方舟」計画 』


... 以下つづき...
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科学な新刊リスト

カテゴリ[新刊&洋書(暫定エントリ)] 2008/07/01
 :『現代思想』・・・う〜ん、幹細胞でもiPS細胞でもなく、「万能細胞」で行かれますか。
 :『現代思想』は今日買ってきたよ。玉石混淆。
 :前号の「神経倫理学」も熱かったね。

◆新刊◆新刊◆新刊◆新刊
 『現代思想 vol.36−8 特集「万能細胞 人は再生できるか」』 青土社 (2008/06)
 『終末期医療と生命倫理 生命倫理コロッキウム』 飯田 亘之、甲斐 克則編 太陽出版 (2008/06)
 『日本人の「死」はどこにいったのか』 朝日新書 山折 哲雄、島田 裕巳著 朝日新聞出版 (2008/6/13)
 『「死体」が語る中国文化』 新潮選書 樋泉 克夫著 新潮社 (2008/06)
 ┗中国人の「遺体」への異様なまでのこだわりから、その特異な死生観を解き明かす。

 :「特異な死生観」といっても、確実になんぼかの我々のご先祖と文化は、彼らと共有されているのであって、我がもの我がこととして知っておくべき。→※『東アジアの死刑』でも中国的死生観はたっぷり読める。

◆新刊◆新刊◆新刊
 『シベリアを旅した人類 ユーラシア・ブックレット』 加藤 博文著 ユーラシア研究所・ブックレット編集委員会企画・編集 東洋書店 (2008/06)
 『農耕起源の人類史』 地球研ライブラリー ピーター・ベルウッド著 京都大学学術出版会 (2008/6/27)
 『人間の本能 心にひそむ進化の過去』 ロバート・ウィンストン著 新曜社 (2008/6/27)

 :アスペルガーのヒロイン、 テンプル・グランディンさんが職業ガイドをしてくれるよ。

◆新刊◆新刊◆新刊
 『日本の男性の心理学 もう1つのジェンダー問題』 柏木 惠子、高橋 惠子 編 有斐閣 (2008/06)
 『アスペルガー症候群・高機能自閉症の人のハローワーク 能力を伸ばし最適の仕事を見つけるための職業ガイダンス』 テンプル・グランディン、ケイト・ダフィー著 明石書店 (2008/06)
 『海から見た地球温暖化』 JAMSTEC「BLUE EARTH」編集委員会著 光文社 (2008/6/21)

 :今読んでいるのは、松本雅彦、高岡健・編『発達障害という記号』
 :同じ流れの、宮台真司氏が参与していた高岡健・岡村達也編『人格障害のカルテ 理論編』 を思い出す。
 :東洋的に重んじがちになる社会要因論。
 :それなりにしっくりくるし、強く惹き付け結束する流れがあるんだなぁ。
 :ということで(?)宮台氏の新刊は、現在予約受付中。

◆新刊◆新刊◆新刊◆新刊
 『14歳からの社会学 これからの社会を生きる君に』 宮台真司著 世界文化社 (2008/7/19)
 『江戸の御触書 生類憐みの令から人相書まで』 楠木 誠一郎著 グラフ社 (2008/06)
 『チベット問題とは何か “現場”からの中国少数民族問題』 大西 広著 かもがわ出版 (2008/06)
 『僧侶と哲学者 新装版 チベット仏教をめぐる対話』 ジャン=フランソワ・ルヴェル述 マチウ・リカール述 新評論 (2008/06)
 ┗旧版1998年

 → さらに新刊いろいろ、『亡霊としての歴史』とか読みたいな・・・



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今日の科学メモ:非モテは礼拝に行こう

カテゴリ[科学に佇む2008年] 2008/06/30
自分の作品をネットでひけらかしたがるのは女より男
●NEWS2008/06 EurekAlert Men share their creative work online more than women
 製作にたずさわる度合いには性差はないのにね

「■」

●右画
セックス太り?
●NEWS2008/06 New Scientist Does sex make you fat?
 オーガズムで増加するプロラクチンが脂肪を溜め込ませる説

「■」

礼拝に行く目的は、良き伴侶のゲットです
●NEWS2008/06 New Scientist Church provides hope of faithful spouses
 教会は、誠実な配偶者の希望を提供する
 性的な要素は、教会通いへの最も強いリンクを示した。

「■」

日本は貧困国の漁業をダメにする
●NEWS2008/06 BBC News Japan blamed on Africa fish fall
アフリカの魚激減問題で非難される日本
 日本が「漁獲の減少はクジラのせいだ」などというから、貧困国たちが漁獲減少の真の原因に取り組むのをさぼってしまうじゃないか というツッコミ

関連ブログ 【日本語ブログ】 「漁獲減少の犯人はクジラ」?

... 以下つづき...
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良い科学者、悪い科学者:摩周湖車両規制のウソ?

カテゴリ[科学に佇む2008年] 2008/06/30
●北海道大学サステナビリティ・ウィーク2008

 ふらっとまた、北大に見物に行って来ました。
 サステナビリティ・ウィークだそうです。・・・持続可能週間? 洞爺湖サミット便乗祭?
 今回の出し物はこれだった。

●北海道大学サステナビリティ・ウィーク2008

 へえぇぇ。
 リンク 秋元信一氏の北海道産バッタの生殖隔離検証 は結果がきれいで面白かった。
 パラタクソノミスト養成の企画は去年ひととおり紹介もしたんだが、実際はこんなにコストパフォーマンスの悪さ全開だったのかよびっくり、とか。
 細かいところでは、管轄外の「進化」について生物学者の前で一席ぶってしまう野放図な***氏、自分野のことを健全な興味の対象であり21世紀のフロンティアなのですと一人ファンタジー放談する***氏など、ビミョーな香りも楽しめた。

 なく子も黙る天下のCEOを獲得したぞ。特定のお題目の元に巨額の予算がついたんだ。誰が使う。どう使う。研究費を求めて、そのお題目に少しでも関係があるならあわよくば。最寄りの研究者はあわてて研究計画を掲げて馳せ参じ、予算を分けてもらってみんなそれぞれ少し景気良さげに研究をすることができました。
 とてもゆるい枠のお題だったので、とても幅の広い研究者が名前を連ねました。お互い、研究ができさえすればほかはどうでも万々歳、てなところが本音なので、同じCEO内でも隣の研究者が何をやっているのか、しかとは存じないままでございます。

 ・・・なんかそんな、統一感(もしくは方向性)を欠いた雑多な印象を受ける講演会(というか各自好き勝手な方向を向いたままの研究アピール大会)だった。

北海道大学●サステナビリティ・ウィーク2008

   ※【ここに画像が表示されない場合は】

 さて、その中でも今回主役に取り上げるのは、弟子屈町のツラに泥を塗りたくるお話をなされた角皆准教授とそのご発表内容。
リンク Tsunogai, Urumu 角皆 潤 つのがい・うるむ
北海道大学大学院 理学研究院 自然史科学部門 地球惑星システム科学分野・准教授

彼の父さんは、地球環境科学の名誉教授・角皆静男氏。 2代目さんだね。
●本 角皆 静男 (著)『化学が解く海の謎 赤潮・マリンスノー・マンガン団塊など』  (共立科学ブックス)   共立出版 1985年

 つのがい・うるむ准教授 40才。
 さて。 彼の話を簡単に記すならば、以下のとおり。

・摩周湖(ましゅうこ)周辺のマイカー(自家用車、レンタカー)立ち入り規制が行われる。
・弟子屈(てしかが)町は、自然保護のためだと称して、科学的に間違った理由を掲げて車の乗り入れを禁止した。
・弟子屈町は、金儲けのためにエコにかこつけた偽装をやっている!

 ohyo

〓〓〓 EP 〓〓〓

アンカー【弟子屈町はウソツキか?】


 詳しく記すならば、彼の話は下記のようなものだった。

●摩周湖車両規制の間違い
 弟子屈町が、期間限定で摩周湖周辺の道路に車が乗り入れることを規制する。
 水の透明度の高さを誇る観光資源の摩周湖が、排気ガスのNOxによって濁ってしまうから、マイカー規制を実施するのだと説明されている。

 地球惑星システム科学の角皆潤殿はここに噛みついた。
 観光客の車による排気ガスが摩周湖の水を濁らせるという話はいったいどこから出てきたんだ!?
 排気ガスが湖水を濁らせる成分になるには、いったん上空へ上がって3日くらいたたないと無理なはずだ。
 弟子屈町が示した条件下では、排気ガスは風で飛ばされてしまい、湖水を濁らせる成分になって降りてくるのはもう、はるかかなたの太平洋上でのできごとになっていたはずだ。さっさと風に運ばれてしまったガスが、地元の摩周湖を濁らせるとは思えない。

 こんな間違ったデータで車両規制をしてしまうのはおかしくないか。
 おもむろに、彼は『2006年12月の弟子屈広報』の、このような文面を紹介する。
 「本町の観光を再構築し、現在の通過型観光から長時間本町に留まって頂く、滞在型観光を目指すことが重要である」

●摩周湖車両規制の地図

 さらに彼は手がかりを並べ立てる。
 摩周湖には展望台が3箇所ある。そのうち、マイカー規制をするのは弟子屈側の2箇所だけ。残る「裏摩周展望台」は車入りほうだい。
 車両規制をする弟子屈側にしても、そばのゴルフ場は車両出入り自由。
 観光客のマイカーは規制するが、タクシーや観光バスは、出入り自由。

●摩周湖車両規制の真実

車両規制を企図したのは、「環境保全」担当の部署ではなく「企画財政課」。

財政課?

この車両規制を決定した委員会のメンバーには、科学者がいない。
商工会議所が中心になっている。

 目的は、金だ。

あからさまじゃないか。


... 以下つづき...
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筆者:雨崎良未
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