
『神は妄想である 宗教との決別』
リチャード・ドーキンス
早川書房 (2007/5/25)
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ドーキンス著 『神は妄想である 宗教との決別』
p.446
サム・ハリスは、未遂に終わったパレスチナの自爆犯が語った、イスラエル人を殺すように自分を駆りたてたものが「殉教へのあこがれであり……復讐したいなどとはけっして思ってはいなかった。私はただ殉教者になりたかっただけだ」という発言を引用している。
宗教嫌いのドーキンスが諸手を挙げて持ち上げなさるサム・ハリス。
ドーキンスったら、「ホテルやモーテルにおいてあるギデオンのバイブルは、すべてサム・ハリスの著書
いくつか手元に関連情報があったので、ここに「サム・ハリスに関する情報エントリ」をこさえておきます。
科学者は、宗教に対抗して団結せよ
2007/08 Nature 448, 864 (23 August 2007) | doi:10.1038/448864a Scientists should unite against threat from religionSam Harris
科学雑誌「ネイチャー」で宣言するサム・ハリス
... 以下、9/11に加筆あり...

サム・ハリスは1967年生まれのノンフィクションライター。
信仰は、特にイスラム信仰は世界平和にとって「危ない」んでやめろというスタンス。
コーランやハディースの内容を攻撃し、一神教系の宗教関係者に狙われるなど、書き物の内容がヤバイので、素性は隠している。
彼的には東洋系の瞑想のたぐいがご趣味。
現在、神経科学方面で、信仰指向の脳科学を推進中。
サム・ハリスの自前サイト
サム・ハリスのシンポジウム動画
サム・ハリスのインタビュー
サム・ハリスによる「無神論に関する10の神話」

The End of Faith: Religion, Terror, and the Future of Reason
ドーキンスぞっこんの一冊
信仰の終焉:宗教と恐怖と良識の未来を考える
Sam Harris サム・ハリス著
W W Norton and Co Inc (2004/08)
書籍情報と書評:アマゾン 日 米
書評 2004/09 New York Times 'The End of Faith': Against Toleration
【サム・ハリスを語るドーキンス】
ドーキンス著 『神は妄想である 宗教との決別』
p.445
その他の点では正気でまともな人間を、そのような狂気に駆りたてることができるほど強い力は、宗教的な信念以外にない。またしてもサム・ハリスを引用するが、彼はアルカイダの指導者オサマ・ビン・ラディン(ついでながら、彼はロンドンの爆破事件とはまったく関係がなかった)を取り上げて、透徹した率直さをもって、このことについて述べている。誰であれ、世界貿易センタービルとそのなかにいるすべての人間をなぜ破壊したいと願うのだろう。ビン・ラディンを「悪」と呼ぶだけでは、そのような重要な問いに対して適切な答を与えるという責任から逃げだすことにしかならない。
[[この問いに対する答は明らかだ −− もし、ビン・ラディン自身によってうんざりするほど忍耐強く唱えられたというだけの理由なら。その答は、ビン・ラディンのような人物が、自分が信じていると言ったことを本当に信じているから、ということになる。彼らはコーランに書かれている字義通りの真理を信じているのだ。なぜ一九人もの高い教育を受けた中流階級の男が、何千人もの私たちの隣人を殺すという特典のために、この世における自分の人生を手放したのだろう? 彼らがそうすることによって自分がまっすぐに天国に行けると信じていたからである。人間の行動に対するこれほど完全でしかも満足のゆく説明が見つかることはまれである。この説明を受け入れることを、なぜ私たちはそれほどまでにためらうのか?]]
殉教嫌いのサム・ハリスは東洋の宗教をヒイキするが、宗教嫌いドーキンスにしてみればどれもみな同じ穴の貉「悪魔の宗教」よばわり。
ドーキンス著 『神は妄想である 宗教との決別』
p.443
次に引用する、サム・ハリスの『キリスト教国への手紙』における身も凍るようなコメントに、私が付け加えられるものは何もない。
[[ したがって、もしニューヨークの市街が突然火の玉に取って代わられたとき、アメリカの人口のかなりのパーセンテージが、そのあとに起こるキノコ雲のなかに、一条の希望の光を見ることになるだろう。なぜならそれは、いつか起こるだろうと思われていた最良のこと、すなわちキリストの再臨が、いままさに起ころうとしていると彼らに示唆しているからである。こういった類の信念が、私たち自身の永続的な −− 社会的、経済的、環境的、あるいは地政学的に −− 未来をつくりだす上でほとんど何の助けにもならないことは、疑いの余地なく明白だろう。もし米国政府の要人のうちの誰かが、世界はいま終末に近づいており、その終末は輝かしいものになるだろうと本気で信じていると想像してみてほしい。アメリカの人口のほとんど半分近くが、純粋に宗教的な教義にのみもとづいて、どうやらこれを信じているらしいという事実は、道徳的かつ知的な緊急事態とみなされるべきであろう。]]
したがって、自分のもつ宗教上の信念によって私のいう「時代精神/ツァイトガイスト/」の啓蒙的な見解の一致のすぐ外側に出てしまう人々が存在する。彼らは、私が宗教的絶対主義の負の側面と呼んだものを代表しており、彼らはしばしば過激主義者と呼ばれる。しかし、この節で私が言いたいのは、穏健で中庸的な宗教でさえ、過激主義が自然にはびこるような信仰風土をつくりあげるのに手を貸しているということだ。

Letter to A Christian Nation
●キリスト教国家に宛てた手紙
Sam Harris サム・ハリス著
Alfred a Knopf (2006/9/19)
書籍情報と書評:アマゾン 日 米 英.

追記:2007/09/11
zerosetさんから、サム・ハリスがからむ記事が流れている旨、 はてブコメントあり。
2007/09 【日本語記事】ワイアードビジョン ヒトゲノム計画をリードした著名生物学者は有神論者
ヒトゲノム計画を率いてきた、米国立ヒトゲノム研究所所長Francis Collins博士は神の存在を信じており、進化は確かに起こったがその引き金を引いたのは神だとする立場に立っている。
Harris氏がウェブマガジン『Truthdig』に掲載した書評は、Collins博士の主張がなぜ懐疑論者を説得できないのかを完璧に示す例となっている。
問題の書はこちら。

The Language of God: A Scientist Presents Evidence for Belief
●神の言語:科学者は信仰の証拠を提示する
Francis S. Collins (著)
Free Pr (2006/6/27)
ヒトゲノムプロジェクトのフランシス・コリンズ、遺伝子に神の御言葉を発見したと語る
書籍情報と書評:アマゾン 日 米 英.
サム・ハリスからの書評はこれ。「無知の言語」。
2007/08 Truthdig Sam Harris: The Language of Ignorance追記:ドーキンスやサム・ハリスなど、あちらでの宗教-科学対立と位置関係の図式紹介。
●4/25/2008 【日本語ブログ】macska
米国を席巻する「新しい無神論者」の非寛容と、ほんの少しの希望
>ここ数年、米国の宗教界でもっともめざましく支持を拡大している勢力は、無神論者の集団だ。
:しかし、まちゅかさんは・・・どんな相手であろうが基本的にひととおり「もてなす」のが好きなのね。
:ほんまマメというか、その後ごていねいに「はてブ」コメント連中に延々ご返答し続けていなさる。

![[ EP: 科学に佇む心と身体 ]](http://homepage1.nifty.com/NewSphere/transparent.gif)







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