●去年:欧米での映画の公開に伴って、英米からアル・ゴアの「不都合な真実」騒ぎが再々流れてくる。
アル・ゴアに対する揶揄や論駁がとびかっている。
ネアンデルタールのDNAをゲットしたぞ こないだはアナグマも
じゃあ「ブタクマ人」まであとちょいじゃないか
さっそく「ブタクマ人」狩りにアル・ゴアが出動だ! 〜サウス・パーク
2006/11 John Hawks Anthropology Weblog : Quote of the day
サウスパークにアル・ゴア
アル・ゴアの不都合な真実 @ようつべ
「アル・ゴアに不都合な真実」ビョルン・ロンボルグ
元稿:2006/09 Inconvenient Truths for Al Gore Bjテクrn Lomborg; Skeptical Environmentalist
●去年:日本では茂木氏のせいで、なんか変な形で 神経経済学に着火したっぽい。
そういえばひところ流行っていた「買い物中毒」に関する研究報告や報道が、このところはあまり流れてこなくなっているな。 (行動中毒の年別アーカイブ)
●映画「不都合な真実」、日本でも公開。
映画は見に行くのがめんどうなので、「不都合な真実」の本のほうに目を通すが、
状態。もっと驚いたのが、映画「不都合な真実」の公開に伴って「地球は温暖化しているということですが、そんな資料はどこかにあるなら教えて下さい」というような質問がふつうにウェブで散見されたこと。「おまえら知らんかったんかい!!!」
ちょうどその頃、IPCCが「地球温暖化してま〜す」と報告を出した関係で地球温暖化に関する報道が急増し、なんか、はた目「アル・ゴアが日本人に真実を教えてくれた!!!教えに来てくれた!!!」みたいな気持ち悪い図に。
●心理調べ(発達心理/広告心理)のからみもあって、 『ブランド中毒にされる子どもたち 「一生の顧客」を作り出す企業の新戦略』 のついでに『消費伝染病「アフルエンザ」 なぜそんなに「物」を買うのか』にも目を通していたら、アフルエンザの中で、アル・ゴアがめざとくも計算高く変貌する要注意なうさんくさ男、のように記されているのが妙に気にかかる。
p.10
[1992年に] アメリカ人はモノ中毒になってしまったと、ゴアは指摘した。 [〜中略〜]
だが、それから二〜三年の間に、何かが起こった。「マインド・スナッチャー」がやってきてアル・ゴアをつかまえた。
1996年、副大統領候補の討論会で、ゴアの対立候補であるジャック・ケンプが「今後15年間でアメリカ経済の規模を倍増させる」と公約した。しかしゴアは、二倍も消費することがアメリカ国民にとってはたして良いことなのかという問いかけをまったくしなかった。2000年の選挙のときには、アル・ゴアは完全にアフルエンザの感染者になっていた。大統領候補の討論会で彼は、アメリカ経済の規模を10年間で30パーセント拡大すると公約した。
どうなっているのか、と目を通したのが『温暖化の〈発見〉とは何か』 と『生物多様性という名の革命』、科学史系。
そこにあるのは人間の無知無力、泥沼な限界と恣意性のおしくらまんじゅう。
政治だ。
でまた、この頃にテレビ番組「たかじんのそこまで言って委員会」が武田邦彦の著作を取りあげ、それに反応してウェブ各所から武田邦彦色の煙がもくもく立ちのぼって変にイガラく、気にさわる。
2007.03.25 今日のたかじんの委員会に、武田邦彦氏が出演されていた なんでこんな変な煙が上がるんだろうと、武田氏の著作数冊に目を通してみる。同時期に目を通していたのは、マイケル・ガフ『アメリカの政治と科学 ゆがめられる「真実」』(原書2003)や、デヴィッド・スズキ&ホリー・ドレッセルの『グッド・ニュース 持続可能な社会はもう始まっている』(原書2002)、 レイ・カーツワイル 『ポスト・ヒューマン誕生 コンピュータが人類の知性を超えるとき』(原書2005)、 山階鳥類研究所『保全鳥類学』(2007年4月)、湯本貴和、松田裕之編『世界遺産をシカが喰う シカと森の生態学』(2006年)等々。
武田邦彦3冊。



1 『環境にやさしい生活をするために「リサイクル」してはいけない』 武田邦彦 青春出版社 (2000/01)
2 『日本社会を不幸にするエコロジー幻想 「環境にやさしい」が環境を破壊する』 武田 邦彦 青春出版社 (2001/05)
3 『環境問題はなぜウソがまかり通るのか』 武田邦彦 (著) 洋泉社 (2007/02)
発行された年代順に並べると1〜3。
ほかにも著作はあるようだが、1がまず彼の大看板&最大の問題点なのかな、「ペットボトルのリサイクルは逆効果」論で、7年前。3は、こないだ「たかじん」が取りあげて炎上した今年の本。2は、たまたまついでに目を通したのだが、特定の意味で内容が一番スゴかった。
... 以下つづき...


【1の段階 2000年】●1の段階 2000年
『環境にやさしい生活をするために「リサイクル」してはいけない』
2000年安井至 市民のための環境学ガイド 「リサイクルしてはいけない」武田邦彦著>「価格=環境の指標」という間違い
教えて!goo 武田邦彦の学者としての位置 とりあえず、この「リサイクルしてはいけない」という提言と書名(キャッチフレーズ)がけっこうインパクトがあったらしい。これが世間的デビュー?
レイチェル・カーソンや魔女狩りについての誤謬が気になる…というか、当時(7年前)はこんな見解でも良かったのかな。(参照 魔女狩りと麦角菌 カーソンは『アメリカの政治と科学』のp262)
変な自然礼賛、半端な日本観、ご都合主義的東洋観が気になる。
”安全な社会を築き、家族を思いやり、全体の調和を考える力を持つのが、東洋の血”
こんな調子。(参照文化心理学 社会心理学)
けど、これは初期だし、今後本を重ねて巧妙になって行くんだろうな、と、とりあえずスルー。
さて、著作順に成長しているかな?

【2の著作 2001年】2の著作 2001年
『日本社会を不幸にするエコロジー幻想 「環境にやさしい」が環境を破壊する』。
1の「リサイクルしてはいけない」本の、翌年に出版。
恐ろしく稚拙な論展開。「国家の品格」みたい。
こなれてない、いや、つっこまれ修羅場をくぐってないタイプの独断素朴論。
ポジションとしては、1の本が予想外に売れて、イケるという感触と自信に浮かれて「俺はなんでも書けるんだぞ」と筆めちゃめちゃ遊ばせてしまった結果の怪書、みたいな。ノリは昔の少年漫画の…例えば60年代少年マガジン巻頭二色刷カラーの「世界の怪人」とか「怪獣解剖大図解」みたいな匂いがする。「こう書いても読者には細かい真偽はわからないだろう」となめたような、なんか、トバし方。
ドーピング・食用ブタ、浅い臓器移植論、アスファルトに殺される虫の叫び、森の生活の計算、金=環境負荷呼ばわり、自然の知恵を教えてくれるDNAの”感性”、「廃人工学」が日本人を全滅させる、そして著者が好きなのはネズミとゾウの時間的「修行」…
読みはじめて、すぐにめまいに襲われて、「まあ、目下の問題の書は1と3らしいから、この2は読まなくてもいいか」と投げ出した。
が、3の裏表紙に
「『エコロジー幻想」(青春出版杜)の一部は
高等学校の国語教科書『新編現代文』(第一学習社)に収録されている。」
とあって、ナヌ、教科書に こ・れ・が!? と改めて全部読んでみようと…するけれど、半分までは耐えてみたものの、DNAのくだりにブチ当たってまたあえなく気を失う。
この本のどこが、教科書に採録されたんだろう?

【3の段階 2007年】3の段階 2007年
『環境問題はなぜウソがまかり通るのか』テレビで取りあげられてヒートアップ。

●内容は2から6年後だ。ほかにもいろいろ本は出していたらしいけど。
さて、3の内容。
場数を踏んで、だいぶ立ち回りがうまくなってきている、ということなのかな。過去濫発した持論のうち、しょうもないものは、すべてなかったかのようにすませている。そのぶん、海外など各方面から、うまそうなネタを調達してきて嵩まし。
ただ、基調は懐古趣味のまま変わらず、というか、最初から彼の中には懐古的ストーリーありきであって、すべてはその彼の中の懐古物語にそぐうように選び拾い集められた「みんなはこんなに間違っている」エピソードたち。(こんなに正しかった、という面の話は取りあげない偏向:試行錯誤の中の失敗だけをあげつらう)
そして、いいかげん「おまえらだまされている」を連発した末に、解決策の出し方は弱いまま。後ろ向きの唱導のまんま放置。
結果、彼は読み手を撹乱するだけで「どこに行けばいいんだ」状態に陥れてくれる。
因果応報な日々 : 武田邦彦vs.細田衛士 >ことごとく意見が対立するので、見てる側には判断のしようがない。
その後、同番組で細田衛士氏vs武田邦彦氏
讀賣テレビたかじんのそこまで言って委員会 調査室 しかし、武田邦彦について検索しても、なにかかっちり状況を俯瞰したサイトが見あたらないというか、逐一彼の言説行状を観察解析した言論がないというか、(同分野・異分野含め)専門家からの同意・反論がないというか(私がたどりつけないだけ?)、…要するに、まともに相手にされてない……??? そういう存在?
なぜ、武田氏の意見を表明する有識者が、武田氏だけなのか。


●著者は、思春期を過ごした60年代の流行り、ホーリズムやウォールデンごっこ、フラワーパワー言説にかなり影響を受けているというか、そのへん彼的に懐かしい理想:当時の趣味を、単に丸出しに復誦しているだけのような気がする、いや、そんな唱導の仕方に見える。昔こう習ったから、こう育ったから、みたいな。
●エスカレーター嫌いは1〜3を通してしつこく登場する。ご本人実践中のこだわりなのかな。
彼的には、攻殻機動隊や電脳コイル、『ポスト・ヒューマン』なんざぁ「廃人工学」の最たるもんなんだろうな。
●妙な話のトッピングの仕方をする例が目につく。
いきなり戦時中の鬼畜米英洗脳話にこじつけてみたり(3のp47,p169)、なぜここで鳥インフルと狂牛病に飛ぶのか(3のp109)とか、なんか論理的じゃない、読み手をなめて印象操作に走っているような、気持ち悪さ。
ラックカイガラムシの母子家庭表現がたいへんキモイ(1のp.122)、というか、わけわからん。さらにそこにどうしてアザラシの赤ちゃん撲殺の話をトッピングできるのか。いや、1の頃は初期なので今咎めてもしょうがないか。
発言権のない幼児や老人が殺される火災の話。(3のp.188)
風土病が考慮から抜け落ちたような「身土不二」論。(3のp.207)
彼自身、物事のわずかな一面だけを強調して煽動している姿になってしまってはいないか。
●1〜3いずれも、おりおり突然、見解・判断・調査が学生レベルに降りるのはなぜなんだろう。
調査に協力してくれるのは、学生だけ?
同分野の研究者との交流が見えてこない、もしくは影薄い。
1・2にはなく、3で登場している各論にしても、いつどこからその情報をもらってきたのか定かにはしないまま。どんな協力者がいるのか、姿が見えない。
交流といえば。
家族も出てこない、欠落している。人間づきあい、近所づきあいも出てこない。
結婚式でさえ、時間前に会場に行って一人でぶらぶら本を読んだり散歩をしたり(このエピソードは2だったかな)。
彼の視野においては「連携」や「協力」は影薄いんだろうか?

●彼的試行錯誤:
…著者は、書きながらうまいこと試行錯誤しているのかもしれない。いろいろあちこち手を出しかき集めた話題の束を披露して、その中の好評だった部分だけを取り置いて、次の著作に繰り越していく。
20個ネタをかき集めて本にしました。そのうち3個だけまだ使えると見込んで、次さらに新しいネタ足して本書きます。
ライター商売であれば、別にそれでもいいと思う。書いて売れてナンボの世界だ。
でもこれ、大学教授の肩書きの人がやるべきお行儀ではないような気がする。行政や環境屋さんに「間違いは正して行け」と唱導しておきながら、自分の著作で過去に記したチョンボは無視してスルーのちゃっかり姿勢は、あまりほめられたものではない。
●自分的には、彼の論は、2のノリからして、すべからく推していいと思う。
その程度の論理力・検証力でかき集められた情報なのである、とみなしていいと思う。つまり情報の鑑定眼が、その程度なのだと。自分の専門分野における研究力は慥かに専門家クラスなのだろうけれど、広範な情報の吟味が、素人に近いレベル。まだ発展途上。というか、唱導は、もっと腕のたつ人がやってほしい。日本には環境問題検証の唱道者はこんな人材しかいないのかと、寂しくなる。
下手の横好きで「かき集められた情報」とはいえ、彼はゴミだけ集めたわけではなく、中にはまともな情報・見解もかき集めてきている。全部ダメではない、からこそ、困ったことにこのナマヌルイ気持ち悪さを引きずるややこしさ。


何より武田氏の本を読んでいて痛感したのは、今必要なのは、懐古趣味に走ることでも環境保護に諸手を挙げることでもなく、まず「調査能力を上げなければ」ということなのではないかと。武田氏程度の調査能力でぶちあげられ紹介された各論が、ろくに検証できないこの現状は何なのかと。
わかってないなら、わからないと。調査をする余地があるなら、調査しないと。(そういえば、社保庁も、談合も、調査検証能力がダメダメ放置だったからツケが来ているんだよね)
武田氏は残念ながら「調査能力を上げよう」と唱導してはいないように見える。
※ この場合の調査とは、地球環境や気候変動の検証よりは「自分たちの暮らしや活動が何をどう費やしているのか」の調査のこと。
自分的には、彼の説が正しいか否かを検証するつもりで足を踏み入れたわけではない。
自分は、見解のズレ・はざまに惹かれる者であり、どうなってるのかな、何が起きているのかな、を見に来ただけ。正否を糾弾するポジションに入るのは不本意。
【集団単位のギャンブル】世は、正否とはかけ離れた、恣意的な正邪の想定でダイナミックに動いている。
そも、人間の認知判断機能が何とかできる範囲を越えたところで発生しているのが、今般の環境問題だし。
そもそもヒトは、合理的に正しい判断をしきるようにはできてはいない(ex. 行動経済学 )し、地球規模の環境問題を扱いきれる認知判断機能も備えてはいない。
一方で、ヒトはむやみに集団(流行)やカリスマに従う性向を持っている。
「彼ならついていける」「この人になら自分は命を賭けてもいい」
どのカリスマの元にはせ参じ、おのれを命を投げ出すほどに信奉するか、もしくはヨソに移籍するか、なんぼか自由を持っているバラバラな衆生を、まとめ、集団としてパワーを組織できる強みは、ヒトを集団単位で生殺与奪&淘汰する効果を持っていた。コミュニティ単位で、部族単位で、派閥単位で、ヒトはおのれの運命を託し、集団単位でおのれの運命をギャンブルに賭けていた。
逆境でも無理矢理衆生の心をまとめて乗りきる集団もあれば、現状にそぐわない決断に身を投じて潰える集団もあった。
そういう旧来からある集団単位のギャンブルは、今この地球規模の環境問題を処するにはかなり心もとない。不確実な情報に翻弄されるまま、地球規模でギャンブル決断していくしかないこの状態ってのは…。ねえ。
そして、そんな恐ろしいギャンブルに参加して、後悔させないカリスマは、いるのか。
この人なら、たとい間違っていても後悔しない、そんなカリスマが存在しはしないのか。
どうせなら、後悔しないギャンブルに、参加させてほしい。
武田氏のカリスマ性のなさと、アル・ゴアのしたたかな政治的環境言説が、こう、自分の中でエエ対比になったもんで、まあこんな話です。
後悔させないカリスマ性、いやあ、そんなすばらしい人材がいてくれたら人生安心なんだけどね。
ウェブでも、たとい武田氏が正しいとしても彼にはついていきたくないね、みたいな感想が散見されたのが印象に残っている。

【グッド・ニュース】武田氏の本を面白いと感じた向きは、一度
『グッド・ニュース 持続可能な社会はもう始まっている』 デヴィッド・スズキ&ホリー・ドレッセルあたりと読み比べてみてほしい。
スズキ氏は、どうすればよいのか、具体的に、前向きに、提案してくれている。
撹乱に終始しがちな武田本よりは、経済的な検討もこなれていてずっと現実的だ。カリスマ性(目配り力)も備えていて、唱導がうまいし説得力も高い。
『グッド・ニュース』の、地元に根付いた企業を育てるべきだという提案には強く首肯できる。
そも、「金」は縁もゆかりもない他者に自分の力を渡してしまう記号だ。「地元通貨」であるならまだしも、広くヨソと流通する通貨を用いてしまうと、自分の力は地元ではなくどんどんヨソに逃げていってしまう、吸い上げられ消えてしまう。
ヨソにいいようにされてしまうことを防ぐ手っ取り早い手段は、地元を保護することだ。地元が、地元に帰ってくる作業をなすべきだ。さらには、個人にできることは限られているが、人材と知恵と資力を持つ大企業たちを動かせば、どえらいことができるんだよ!
いや、まあ、そんな簡単に言える話でもないのだけれど、衆生を唱導する道としては、かなり使える。武田氏の「古き良き我慢を」などよりはずっと実際的だ。手練れ。
人間はバカなんですよ。
視野に限り、限度、限界ありありのしょぼしょぼ。人間の脳は環境問題解決向きではない。でも、バカなのに、決断はやらねばならぬ。
なら、バカはバカなりに、賢いと信じさせてほしい。うまく「何ができるか」唱導してほしい。
間違っている、ではなく、調べよ 明らかにせよ。
してはいけない、ではなく、こうすると賢くふるまえる、解決法があることを見せてくれ。
どうせ操られるなら、武田氏よりは、グッドニュースのほうにしよう。
連携を学べる。

おまけいろいろ。
2007/05 【日本語記事】ワイアードビジョン 「環境にやさしい」は、めぐりめぐって自分の損になる
2007/05 コラム 植田和弘の『地球温暖化防止の環境経済学』
環境経済学は地球温暖化対策をどう考えるか [前編]
http://premium.nikkeibp.co.jp/em/column/ueta/01/03.shtml
現世代の行動が将来世代の巨大な損失を生む
地球温暖化の経済的損失を考える3つの視点
2007/05 仕事で環境に貢献できるか?(前編) - 環境 - nikkei BPnet
http://www.nikkeibp.co.jp/style/eco/eco_society/070531_shigoto1/index1.html
【ダイオキシンや環境ホルモン】
2006年6月28日放送 NHK『ためしてガッテン』 環境ホルモン
>(環境ホルモンの影響についてはまだ)ほとんど調べられていません。
>研究者としても、環境ホルモンに悪影響があるかどうか、
>明言できない「わからない」段階なのです。
2007/06 環境ホルモン問題は終わっていない
「環境ホルモン学会ニュースレター」をチェックせよ。
2007年8月の 「ダイオキシン2007国際会議」
しかし、かつてない規模で国際会議が開催される日本で、なぜかダイオキシン問題の存在について疑問をはさむ懐疑本がベストセラーになり、マスコミ報道も10年前に比べれば激減している。
2007年8月 『ダイオキシン問題は終わっていない』 マル激トーク・オン・ディマンド 第334回
2007/08 【日本語記事】goo/共同通信 ダイオキシン「被害は今も」 カネミ患者らが会議
http://news.goo.ne.jp/article/kyodo/nation/CO2007090101000665.html
2008/04 追記:この2007年夏の動きをまとめた本が 『ダイオキシン 神話の終焉』 という本への反論反証を軸に、武田邦彦への論駁も込みで、同年末に出ています。
『実は危険なダイオキシン 『神話の終焉』の虚構を衝く』 川名 英之著 緑風出版 (2007/12)

【紹介書籍について補足】●アル・ゴアの書籍「不都合な真実」の 感想

『グッド・ニュース 持続可能な社会はもう始まっている』
デヴィッド・スズキ、ホリー・ドレッセル
ナチュラルスピリット (2006/10)
2002/GOOD NEWS FOR A CHANGE: HOPE FOR A TROUBLED PLANET
David Suzuki, Holly Dressel
[ Amazon ] [bk1]
一つのお手本として、あるべき形を出せている。

『アメリカの政治と科学 ゆがめられる「真実」』
マイケル・ガフ (著) 昭和堂 (2007/3/16)
2003/ Politicizing Science
[ Amazon ] [bk1]
必見。
ダイオキシン、DDTとマラリア、オオカミ導入、地球温暖化、環境ホルモン、発癌物質、リスク分析、原子力発電、アル・ゴアの陰謀、スウェーデンの偏向…
いろいろな意味でスゴイ話が列挙されている上、武田氏のネタとかぶる主題が少なくないわけで。
『アメリカの政治と科学』 p.288
第二章はクリントン時代の副大統領ゴアが、下院議員の時代からあたかも科学技術、特にバイオテクノロジーの専門家であるふうを装いながら、実は彼がいかに反バイオテクノロジー論者であり、どのように科学技術に対して、政治的に干渉したかについて記載している。

「消費伝染病「アフルエンザ」 なぜそんなに「物」を買うのか」
ジョン・デ・グラーフ著; 日本教文社 (2004/11)
[ Amazon ] [bk1]
国民の経済格差が最悪な国。全小売消費の1/4がクリスマスに集中し、しかもみなやめたくてもやめられないまま、無為に消費に突き進む国。
テレビ屋さんの仕事、どぎつく、要領よく、枠組み良く、段取り良く、ぐいぐい読みやすい。あれよあれよと章が進む。しかも濃い。
買うことに奔走する消費者、買わせられるその仕組み、PRノウハウ、買わずにいるにはどうすればよいのか、ロハス発生前、ロハス発生後の、アメリカの消費者動向、アメリカの環境政策感覚、彼らにとっての持続できる環境とは何か、(学術的正確さはさておき、米国の社会面・巷説の動向を)いろいろ十把一絡げに、ぐわしと見ることができて便利。
冒頭に挙げたアル・ゴアの話つき。
「消費伝染病「アフルエンザ」 なぜそんなに「物」を買うのか」 p.390
「現在市販されているものの多くは、生活の質ではなく、地位/ステータス/やイメージと結びついた売られ方がされています。しかし、より優れた模範の助けを借りて、それを変えることができます」[ベッツィ・テイラー]
模範、カリスマ、カモーン!

きっちり検証や資料を並べているサイトは(武田氏側以外に)ありますか?
以下追記 *---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*
こんなトピあり。ト学会員も参加。
2007/06 [トンデモ・疑似・エセ科学(w)] 環境問題の常識を考える >武田邦彦「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」が
>どこまで信頼に足る情報なのか、皆さんのお知恵をお貸しください。
> ・ペットボトルは本当にリサイクルしてはいけない?
> ・今は氷河期なの?
追記:
書籍「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」での弊協議会データ捏造について 〜PETボトルリサイクル推進協議会追記:2007/07 【日本語記事】JanJan 『環境問題はなぜウソがまかり通るのか』のウソ
追記:2007/07 【日本語記事】JanJan 地球温暖化のウソ・マコト:原発推進でよいのか
・南極は温暖化しているか
・シミュレーションではローカルな気温変化を再現できない
・多発する原発事故と報道されない海外の重大事故
追記:2007/07
追記:科学者さん、もっと頑張りなはれ
地球温暖化について、大衆は「良い科学」と「否定論者の詭弁」の間で混乱してまっせ
2008/04 EurekAlert Scientists urged to make a stand on climate change
以上追記 *---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*
自分のスタンスは、「間違った情報であっても需要があるなら信じたい人はご自由に。むりくり正すつもりはございません。ただ、その情報が間違っている可能性はあるよ(他の人から見れば間違った情報だよ)、ということは示しておくけどね」です。

![[ EP: 科学に佇む心と身体 ]](http://homepage1.nifty.com/NewSphere/transparent.gif)







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