腹水がひどく、慌てて総計3万円近くはたいて90cm水槽及び薬品&付属品を用意して。
薬浴一週間。
環境変動のせいだろう、下半身マツカサ化。
でもやや快方に向かったか、やたら元気&食欲も出て。
さらに薬浴&塩水浴一週間。薬餌療法も併用。
腹水は減らないが、マツカサがなくなってかなりゴキゲン。

左下は
いいな元気だな助かるかなと観察していると
... ...

やばそうな・・・ と思っていたら数日で白濁は目に達し、同時に一晩で全ヒレが溶け出す。
尾腐れ!?
見た目のすごさに半ばパニック(なんせ尾ビレ抜きで20cmの巨大金)、尾腐れ用の薬も投入すると、これ水がものすごい色に…、下手に巨大な水槽なもんでいやでも惨状が目に入るしよけい…。
金魚はみるみる衰弱。
エラもやられたらしく、エアレーションを強めてみたり。
でもって、最後には換水のミスでお亡くなりになったんだけども。(エラに穴があきはじめたのを見て(!!)激舞い上がってしまいアホなことに塩の分量をミスった。家に誰もおらずおっそろしくパニクりながら手を尽くしても明らかに断末魔の… 誰かに電話して助けを乞えるわけでもなく 仕方なく一人で遺体処理までせんならんで…)
心的ダメージ大きすぎ。
延命期間は2年9ヶ月。
2年9ヶ月前の11月14日、小雪降る中、近所の公園を通りかかったら、そこの人工小川に「バカでかい金魚」を発見して。
ありえない。
その小川は冬は断水されて干上がる(冬期はその小川の水は雪を溶かすための「融雪孔」のほうに流れるように切り替えられてしまう@北海道)。
誰かが捨てたらしい。「捨て金魚」。
びっくりして家から料理用のボウル持ってきて、すくって持ち帰った。
公園の管理事務所に電話したら「今日水を止めました、金魚や生き物をその小川に放流してはおりません、助けてあげて下さい」
翌日公園を通りかかったら、小川にはもう水はなく、やはり誰かが勝手に放流していたらしいメダカたちが川底のわずかな泥の中で臨終を迎えていた。
2年9ヶ月前の11月14日、拾わなければ、その金魚は死んでいた。

極寒の小川にほうりこまれても生き延びていたたくましい一匹。
手を尽くしても死ぬ者は死ぬ。
問題は、その死に適切な物語を添えられるかどうか。
2年9ヶ月も生かせてあげられたんだ、エロモナス病は所詮助からない病だったんだ、よくやったよ、かわいがられていたよ、プラスの言葉をかけてあげられる者はいるか。
エロモナスになるような飼い方をするからだ、塩の計算もできないのか、そんなことでよく生き物を飼おうなどと思ったな、どちらの物語がいいのか。
手を尽くしても死ぬ者は死ぬ。
問題は、その死に適切な物語を添えられるかどうか。
家族が死病に罹ったとき。
なにかをすべきだと思う。でもなにをなせるのか。
幼いとき、千羽鶴を折り、菜食で願をかけた。
友人にだまされて肉を食べてしまった。
家族がやはり死んでしまったのは、「自分が願をやぶって肉を食べてしまったせいなのではないか」
けっきょく「自分が」殺した。 そういう物語。
もう願などかけるものか。
自分では修正しきれない誤謬の厚い層。 変えられないチャンネル。
カラの90cm水槽はどうしよう… 目の前に延々巨大なヒツギをさらしているような気がする。
生きているときは涅槃のように美しい光景だったのに。

8月はいい思い出がない。
なぜか天中殺だったりする。

![[ EP: 科学に佇む心と身体 ]](http://homepage1.nifty.com/NewSphere/transparent.gif)







次の記事 














