[ EP: 科学に佇む心と身体 ]

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スポーツ成績と人種、差別

カテゴリ[科学に佇む2004年] 2004/01/17
リンゴ本
「黒人アスリートはなぜ強いのか その身体の秘密と苦闘の歴史に迫る」

 ジョン・エンタイン著
 創元社 2003/03
 [ 原書2000/TABOO ]


右画 章立ては
  1・タブー
  2・証拠
  3・科学
  4・歴史
  5・苦闘
  6・女性
  7・BLACK AND WHITE

 優生学史や科学関係の論考にけっこう紙数をさいてあり、濃い内容。
 「スポーツ関係書籍」に分類されているようだけれど、人種差別、人類学、優生学の趣のほうが強いと思う。
 ベルカーブ、g因子も登場、代謝の人種差、データ・事例も豊富。
 「女性」の部はドーピングがメイン。

... 以下つづき...

〓〓〓 EP 〓〓〓

 2000年の著述ゆえだろうけど、膝下の足の体積がマラソンの成績に直結しているという話は登場していない。

※NHK教育 ドキュメント地球時間
 「なぜ速い ケニアのランナー」(2001年ベック・フィルム@デンマーク)
 ・[ Women's Marathon ]
 ・[ スティーヴ本郷のスポーツ本中毒 ]

挿画


 さても、この膝下の足の体積の話がべつだん人口に膾炙していない気配なのはなぜだろう。検索してもひっかかるのはわずか。その後研究者によって反証されるなどした?探し方が悪いのかな。それとも現場やトレーニングには寄与しない(というかかえってやる気をそぐ)知識なので流布しにくい?

「黒人アスリートはなぜ強いのか」p.68大意
世界クラスのカレンジン・ランナーの半数以上と主要な国際長距離レースの優勝者の2割が、ケニアのナンディ地域の出身者で占められる


 つまり、そこの住人たちは膝下の足の体積が少ないので競技成績が良いと。

 遺伝が体型を左右する事実は否定できない。
 足の形状が競技成績を左右するのなら、この路線だとブリーディングは非現実的だし遺伝子ドーピングも投薬も役立たずな話になるし、結局「競技成績を上げるために整形する」みたいな話になるのだろうか。
 …整形はドーピングのように規定にひっかかったりする?

おび

2004/11 追記:

耐久走の能力が卓越した血筋の人々
2004/11 New Scientist Endurance running is in east Africans' genes




メタル

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