うまく育ててもらわないと悪い子になる人は、良い条件で育つことができれば悪い子にはならなかった。
西洋人は、悪い子は悪い子なのだと考え、東洋人は、悪い子は悪い環境や条件のせいで悪くなったのだと考える。
>参照: 「人格障害という輸入概念と文化心理学的解釈」
「やわらかな遺伝子」
マット・リドレー著
紀伊国屋書店 2004/04
(Nature Via Nurture : 2003/04)
p.349・大意
MAOA遺伝子の活性が低い男子は、虐待を受けると反社会的で暴力的な行動を示すようになる率が高い。MAOA遺伝子は性染色体上にあり、特に男子で影響が顕著になる。女子や、MAOA遺伝子の活性が高い男子は虐待の経験があっても影響は低い。
MAOA遺伝子とマット・リドレー
2003/08 The Sydney Morning Herald
で、当然出てくるのが「犯罪者になりそうな遺伝子を持つ子を遺伝子検査であぶり出せ」というようなお話なんですが。
これは社会的にやるべきか拒否すべきか。
... 以下つづき...

キレの遺伝要因MAOA
特定の遺伝子タイプの男の子、処遇を誤ると反社会的に育つぞ
2002/08 ★Ananova 'Gene clue' to violent behaviour
2002/08 ★BBC News Bad behaviour linked to gene
2002/08 ★ New Scientist Criminality linked to early abuse and gene
2002/08 ★Washington Post Study Links a Gene to Impact of Child Abuse
生まれながらの犯罪者ってあり?
2002/08 ★ BBC News Can you be born a criminal反社会的行動は遺伝子によるものなのか@石浦博士のちょっと生命科学

【マオリ族と性格の遺伝】追記:マオリ族、まんま攻撃性とリスクテイカーの遺伝子が多いぞ
2006/08 Retrospectacle: A Neuroscience Blog The Maori, MAO Inhibitors, and the "Warrior Gene"
ええっ それってやばくない?
2006/08 ヤフー Maori gene claim stirs NZ family violence debate
もとより「短気、攻撃的、危険好き」みたいな偏見を持たれているマオリ族、遺伝子研究の結果で「ほかの人種より遺伝子が短気、攻撃的、危険好きです」と言われてえらいこっちゃ状態です。
研究者側は「MAO遺伝子の影響はごくわずかなものだ」と注釈なさっても、折悪しくニュージーランドは「マオリの人々では児童虐待の発生件数が倍だぞ」ともめている最中で、それは社会的要因(差別、貧困、ストレスetc.)なのか人種の特徴なのかと政治的に非常にややこしい問題に。
※ モノアミン酸化酵素(MAO)生成を制御する遺伝子のタイプによって、脳内のセロトニン量が少なめだと短気に
人間はもともと平等ではない。
その中で、平等をめざすことを求められるのが人間。
もともと平等ではないから平等に扱わなくていい、という話ではない。
もともと平等ではないから、平等たるべく努力すべし。
平等たるべく努力している人間を貶めるべからず、平等の実現を妨げる人間を貶めるべし。
さても、平等からぬきんでて他人より幸せになろうとするおのれの欲望を、何より厳に省みるべし。
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