[ EP: 科学に佇む心と身体 ]

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世界の信仰心比較:アメリカは神信じすぎ!

カテゴリ[科学に佇む2004年] 2004/02/28
各国の信仰心比較です。
アメリカの人々は、ダントツに宗教べったりです。
大統領からして進化論を否定しまくるほど、非科学的です。

世界は神をどう見ているか@BBC
宗教信仰心、各国比較
信心薄いイギリス人 異様に高いアメリカ人
 
●信仰率:アメリカ人の85%は宗教の信者
  各国平均=9割
 ★アメリカ=8.5割
  韓国とイギリス=7割
  ほぼ国民全員が信心中=ナイジェリア、インドネシア

●自分の信じる宗教の神が「唯一の神」だと思うアメリカ人は半数
  各国平均=7割弱
 ★アメリカは半々
  イギリスは6割以上が「そう思わない」
  ほぼ国民全員信心中=ナイジェリア、インドネシア、レバノン

●宗教活動をやってるアメリカ人も半数
  各国の中、ダントツはナイジェリア
 ★アメリカ5割
  イギリス2割、韓国3割

●「信仰心は人間を高める」と思っているアメリカ人は8割
  韓国は7割
  イギリスは半々

●アメリカ人の7割は「神のためなら死ねる」
  最高のナイジェリア、インドネシアは9割
  イギリス2割
  韓国1割

●神を捨てれば世界はもっと平和になりますか?
 ★アメリカ人は、9割が反対
  レバノンもほぼ全員が反対
  イギリスは3割が賛成(宗教嫌いで 神は妄想だというドーキンス はイギリス)

★ Snapshot of faith  BBC News


 アメリカはヤバいなぁ。

 上の比較には、韓国より信仰心の影が薄い日本も混ぜてほしかった。
 日本入れれば、イギリスは「自分とこが最低だ」と、この記事でそんなに焦ることもなかったかもしれないし。(記事を編んだBBCはイギリス)

 あと、関連しそうな過去記事をいくつか。

... 以下つづき...

〓〓〓 EP 〓〓〓

●アメリカよりは、ずっと宗教的には冷めているイギリスの人びと
●右画
宗教離れと医療
 イギリスではキリスト教信者の減少で臓器提供者が減っている
2003/04  Loss of faith hits medicine BBC News 
 
絶滅の危機に瀕しているイギリスのキリスト教
 科学のせいではなく、教会と信仰内容の変質が原因  信者が宗教を信じていない…
2000/11  The poisoned chalice THE GUARDIAN  
2000/12  Face to faith Guardian The church is dead, long live the reformation


●アメリカは宗教べったり。
 幹細胞、ナノテクノロジー、クローンなど、「神の領域」を侵す科学は禁止する方向で動くし。
 だが、個々人は、人種と文化の錯綜する中でなんでもいいから信仰行動をすることによって社会的な地位(共同体のつながり)を確保しているという部分があり、「どの宗教を信じるか」という部分にはさほど頓着を示さない。

オカルティックなアメリカ人  8割が天国を信じる
 無神論者の割合: 米国3%、オランダ17%、フランス19%、スェーデン17%、チェコ20%、ロシア20%、日本11%、カナダ9%
 超常現象や死後の世界を信じる人の割合も高いアメリカ
2001/01  Confessions of a Lonely Atheist NEW YORK TIMES  

「特に宗教は信仰してません」層が増えてきているアメリカ
2002/05  Steep rise in 'no religion' preference is forged by politics and demographics EurekAlert!


 日本の場合、初詣に行くだけで「信者」にカウントされてたりするので、上の記事の中の「日本人の無神論者は11%」の妥当性はいまいち。

 信仰が、先端技術倫理や政策を支配しているような先進国。
 信仰は世界を平和にする、宗教を信じないと人間性が高まらない、という巷説。
 信仰の進化心理学的適応性についての考察は、これら巷説にどの程度影響を与え踏み込んでいけるのか。いや、行きたいと思っているのか。

〓〓〓 EP 〓〓〓

●追記:世界の信仰心比較

●ネット 世界各国の宗教(信者比率一覧)
 社会実情データ図録 Honkawa Data Tribune
 無宗教、仏教の比率が高い日本をはじめとする東アジア諸国。


●追記:アメリカの信仰心

2006/08 EurekAlert Americans less likely to accept evolution than Europeans
宗教に依拠して進化論を信じないアメリカ人
進化の科学を受け入れるヨーロッパ人
 
2007/02 EurekAlert Europeans' understanding of science, evolution, more advanced than Americans
ヨーロッパ人の科学(進化)理解は、アメリカ人よりよっぽど進んでいる
 「欧州における反進化運動」シンポジウム
 進化論を否定しまくる国の代表はトルコだけれど、その次がアメリカだよ

アメリカ人は神を信じる
 でもって、地獄、UFO、魔女、占星術も信じてるし
●NEWS2007/12 PhysOrg Americans believe in God -- and hell, UFOs, witches, astrology: poll
アメリカ人の8割は神を信じる 奇跡を信じる者も8割
 7割強は天国や天使が実在するとみなしている
 6割強は地獄や悪魔が実在するとみなしている
 進化論を信じる者は4割
 進化論を信じず、神が創造なさったと考える者も4割
 7割は宗教を重んじており、3割はUFOや魔女、占星術を真に受けている

アメリカ人の流動する信仰心
2008/02 New York Times Americans Change Faiths at Rising Rate, Report Finds
 宗派を変えるアメリカ人が増加中
 3割近くの成人は、幼少時代の信仰を捨ててほかの宗教に入信するか、信仰を選ばない状態にシフトしている。
 信仰者は増えている。ただ、宗教への忠誠心は減っている。

ナノテクは、道徳的に許容できるか?
2008/02 ScienceDaily  Religion Colors Americans' Views Of Nanotechnology
信仰は、ナノテクノロジーについてのアメリカ人の見解に影響を与える
 アメリカ人は、ヨーロッパに比べてナノテクに対する拒否反応が強い
 なんでかというと、アメリカでは、ナノテクはバイオテクノロジーや幹細胞研究といっしょくたの「神の領域を侵す」科学技術だとみなされているから

2008/08 USA TODAY Many think God's intervention can revive the dying
神様の思し召しがあれば、死者は生き返ることがある、と考えているアメリカ人、多すぎ

2008/12 EurekAlert A book of common prayers
お祈り白書
アメリカ人の90%は祈る
 半数以上は日に一度以上祈る
 祈りの3割は、神への要求 2割が神への感謝 そして3割が感謝と要求のまぜこぜ


 日本には、アメリカでの宗教-科学論争をまんま真に受けて、日本でもそのような壁や論争があるのだと思い込んで言動なさっている素朴な勘違い科学者さんがけっこういらっしゃる。
 日本には日本の事情と状況がある。
 まずは、日本を確認せよ。



この記事は → 『旧ブログの記事』 から移動させたものです

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[カテゴリ 科学に佇む2004年] : 2004年02月28日 
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