[ EP: 科学に佇む心と身体 ]

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巨大風車はまかせたよ 電材重機

カテゴリ[土木見て歩記] 2006/10/16
 しつこくまた、例の「羽根を降ろした巨大風車」を見に出かけまして。
 そろそろ吊り上げる頃だよね。
 もう上がってるかな。
 どうなってるかな。

  →9月末  『巨大風車の羽が地上に舞い降りて』
  →10月10日  『巨大風車の羽が舞い降りてはや2週間』

 行ってみたら。
 10月14日。
 上がってました!

挿画

 それも上がったばかりと思われ。
 まだ羽根は動いていない。静止状態。
 根本に、カウンタウェイトを積みに来た巨大なトレーラーが、冗談のようにちまっこく写っています。

 ●ネット カウンタウェイトってどんなもの?
 カウンタウェイトというのは、クレーンが重いものを吊ってもひっくり返らないように、クレーンのお尻に載せるチョー重い板のこと。

挿画

  前回紹介した ばかでかいクレーン、

挿画

 今回、500トン(!)クラスのラフター(自走式クレーン)だと確認。

 ●ネット ラフタークレーンの画像集

挿画

 吊り上げ作業は、昼間ではなく、夜間に行われたと推察。

挿画

 強力投光器が搬入されていたし。

挿画

 行き止まりとは言え、一般道に面した場所だし、その一般道は、工場に出入りする一般車両が日中頻繁に出入りする。
 万が一、しくった場合、のことも踏まえて、巨大風車の吊り上げ作業は道路占有許可を取って、夜間通行止めをして行うのがスジ。

 夜間。
 強力な投光器に照らし出されながら。
 真っ白に輝く巨大な三枚羽根が、星空をバックに、ゆるゆるとはるか上空に、重力など感じないかのように、高く高く吊り上げられていく。
 上空では、尖塔のてっぺんで、けしつぶのような作業員が、巨大風車の合体調整に、地上に向けてインカムでコールしながら虚空に手を伸ばす。(想像図)

 うわあ、むっちゃ幻想的に美しい図だったんだろうなぁ…!!!
 見たかった〜!
 これだから工事見物はやめられない!!!

... 以下つづき...

〓〓〓 EP 〓〓〓

 さて。
 今回活躍なさった500トンラフター。
 所属は室蘭の電材重機さん。

カウンタウェイト搬出用トレーラー&500tラフター
クリックで拡大


 調べてみると、このクラスの巨大ラフターは、北海道には3台しか存在しないらしい。

 ほかの巨大風車の点検修理にも、この電材重機さんの500tは出動なさっている。

●ネット 2002年 室蘭・祝津の風車点検修理

◎痛んだ羽根を「治療」へ 室蘭・祝津の風車、設置以来初の取り外し

 白鳥大橋と並ぶ室蘭のランドマーク・祝津町の発電用風車―。 [〜中略〜] 
 2基のうち、プレードが外されたのは白鳥大橋記念館「みたら」寄りの1000キロワット風車。今年5月ごろから高速で回転すると「ギーギー」と音が鳴り、故障ランプが点灯するようになった。これを受け、室蘭市から工事を請け負い、この風車を設置した三菱重工業が点検、修理をすることになった。
 市内東町に本社がある電材重機が所有する、道内に3基しかない500トンクレーンが、地上約100メートルまでアームを伸ばし、高さ60メートルの支柱頂上に取り付けられている長さ25メートル、4・1トンのプレードをつり、地上に降ろした。 [〜略〜] 

  ●ネット 室蘭・祝津(しゅくづ)にある風車のお写真

 この記事に述べられている室蘭の風車(羽根一枚長さ25m4.1トン)は、今回の 石狩新港かりんぷう(40m7.5トン)よりずっと小さい。

追記:その後、この風車、雷で壊れちゃった。

2008/01 【日本語記事】朝日新聞 風力発電の風車の羽、落下 重さ4トン 北海道・室蘭
 http://news.goo.ne.jp/article/asahi/nation/K2008012404630.html
北海道室蘭市祝津町4丁目の祝津風力発電所で、風車のブレード(羽根)が1枚落ちているのを発見
発電所に避雷針は設置されていなかった。


 室蘭の風車かどうかはわからないけれど、それ程度と思われる小さめ(といってもでかいけど)の風車作業に電材重機さんの500tが従事している美麗な写真はこちら。
  ●ネット 電材の風車作業写真
  画像の出所= ●ネット クレーン投票:あなたのお気に入りクレーンカラーは?

 室蘭の風車よりはるかにでかい石狩新港かりんぷう
 クレーンの先にさらに延長のジブをつけなければ届かない巨大さだったわけだ。

挿画

 …ううむ、世の中にはクレーンマニアさんが集っているサイトがあるようで、
   「今日は**のクレーンは###で作業しているから」
みたいな追っかけ情報みたいなもんまでやりとりされているらしい。すごい。arama
 ちょっとうらやましいけど。

 室蘭からはるばる石狩まで作業しに来なさった500tラフターさん。
 お尻のウェイトを降ろしたら、またゆっくりと室蘭までお帰りになられたと思われ。

挿画

 うん? クレーンの運転資格って、5t以上のを取得してしまえば、いきなり500tクラスでも運転できてしまうのか!?
  ●ネット クレーン及び移動式クレーン玉掛け等に係る資格 @社団法人日本クレーン協会 福岡支部
 すご。
 いや、すごすぎ。

※ これラフターだよね? リーチタワー? ちょっと混乱中。

風車の話シリーズ:
→2006/09 巨大風車の羽が地上に舞い降りて
→2006/10 巨大風車の羽が舞い降りてはや2週間
→2006/10 巨大風車はまかせたよ 電材重機




メタル
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