いまこれ探しています。[ [ [ 2006年当時の話です。その後の情報は末尾のコメント欄をご参照ください ] ] ]
「牛殺し」とはいえ、これ、べつに毒がある木の名前だというわけではありません。
ハンマーに使う木です。
はつり屋さん(建築物解体業)が仕事に使う、ばかでかいトンカチ(大ハンマー)の柄に最適なんです。
ヤナギハンマーとも言いまして、ヘッドはふつうの大ハンマーよりスリム。
それを、適度にしなってしかも強靱な細身の木の柄で思いきり
ブン!
と振ると、スパン!と目標を叩き抜くことができる。
確実に目標を絞って壊すことができる。
柄の材質しだいで、大変優れものな破壊ハンマーになるのです。
ヤナギの木も、牛殺しの木も、
細身で、年輪が詰まっていて、強靱で、よくしなる
通に言わせれば、ヤナギよりも「牛殺しの木」が欲しいと。
「牛殺しの木」。
おそらく、大ハンマーで牛の頭を
パン!
と屠殺する、それに使われていたために、そのような恐ろしげな呼称がついたのだと私は推察しているのだけれども。
で、「仕事で牛殺しの木を使いたいので、なんとか入手できないか」とはつり屋さんに頼まれているのだけれど、いや、はつり屋さんがその道で入手できない状態のものを私が入手できるんかいなと。

とにかく、検索かけてみても全然それらしい情報が出てこない。
はつり屋さん的にはけっこう常識なアイテムらしいのだが、そも、はつり屋の情報がネット上に少ないわけで。
ネット上の情報はほんと偏っている。
ネット上の情報が、オフラインとどう違って偏ってしまっているのか、「牛殺しの木」もまたその実例の一つかもしれないが。

はつり屋さんは、ヤナギの枝も欲しがっているけれど、やはり呼称に強く惹かれるのか「牛殺しの木」が欲しいとおっしゃる。
実物は手元にあるらしい。でも、ほんの数十センチの断片しか残っていないんだそうだ。
ハンマーに使えそうな長さは残ってない。
今代用で仕方なく使っているのは、アクリルかプラスチックか何かの人工材料でできた柄らしいのだが、しなり具合がヘナヘナで、どうもいただけないとのこと。
さても「牛殺しの木」。
実際はなんていう植物なのか、…わからない。 orz
検索しても全然出てこないし。
ネット検索でヒットした中から。
KumanolifeGuestbook
尾張の国知 - 2002/10/20(日) 11:50
大井川サンカの事 アーの事
大井川の第1回目の調査から帰ってきました。
セブリバは、河岸段丘の下位の面が多かったです。そこには、シノ竹、姫真竹、牛殺しの木、川ヤナギ、やまふじ が植栽?されていたらしく逆に、かってのセブリバを探す目安にもなりました。信濃・三河・遠州・・・など交流や季節型移動?もしていたようです。
あ! セブリバ!
セブリバとは慥か、河原の漂泊民がおりおりたむろう場所。
p.130
さんか:
現代まで定住することなく、山間水辺を漂泊する特殊民群の代表的なもの。ミツクリ・ミナホシ・オゲ・ポンなどとも言う。西は九州から中国山脈、近畿中部から東は関東地方にも分布している。単純な生活様式で、セブリと称する仮小屋または天幕によって転転と移動し、男は泥亀、鰻などの川魚を捕えて売り、女は
笊・籠・筬・箕などの竹細工をする。これらによって山農村と多少の交渉をもっている。……
〈民俗学研究所『民俗学辞典』一九五一)
p.112 セブリは世探/よさぐ/りのことで、瀬踏みの意味もある
礫川全次著「サンカと説教強盗 闇と漂泊の民俗史」批評社1992年
p.102
サンカの種類だが、セブリ、ジリョウジ、ブリウチ、アガリという四種に区分されると言う。
1のセブリは、「野外に小屋を作り魚を捕り、ササラ・箒・籠・草履などを作りて売る」者で、これが通常のサンカである。その数は最も多い。
沖浦和光著 「幻の漂泊民・サンカ」文芸春秋 2001年
サンカ、もしくは河原の漂泊民が、彼らのテリトリーに、彼らの仕事に使える植物を、植えていたわけだ。
彼らの生業として、箕や籠を編んでこさえて行商するとか、
:材料はシノ竹や姫真竹、やまふじなどだね
屠殺を生業として皮革業を行うとか、
:屠殺に「牛殺しの木」が出てくるわけだ! 川ヤナギもソレかもしれない。
... 以下つづき...

さて。
【上の情報にある、静岡県大井川方面で「牛殺しの木」と呼ばれている植物の種類は何ですか?】
その植物の幹を、ハンマーの柄として販売している業者はありませんか?

もひとつ、検索結果の中から、「うしごろしの木」について、ソレが何かわからない状態で言及しているページ。
有限会社豊測量 よくある質問
■境界木
多摩地区、山梨県で一度探した事があります。地域の慣習によりますが、私の経験上、最も多いのは『桑の木』で次に『うつ木』このうつ木というのは木の種類を示すものかは不明ですが、農耕地に多いですね、その次に『さかき』ですね、また『お茶の木』というのもあります。やはり自然にはない木を植えるのが多いようです。
山梨県で桑の境界木について地元の方にお伺いしたところ、桑の木というのは極端なはなし、切ってしまっても、数年経過してもそのまま腐りにくいのだそうです。
一度山梨の境界確定の時、「もう何年か前に間違って刈っちゃったけど桑の木残ってるから・・・」というので、おおががりな伐採作業と捜索作業末、桑の木を見つけたことがあります。
実際測ってみたら、むかしの公図にピタリと符合するではありませんか!これには驚きました。
こんな事もあるのでなかなか馬鹿にしたものではありません。
余談ですが、境界木には地域によっては「ねじり木」、「結び木」というのもあるそうです。
呼び名もさまざまで『うしごろしの木』という裁判例があるのには驚きましたが・・・
驚かれてしまっています。
境界木の名前がうしごろし、なのではなくて、牛殺しの木が、境界に使われていたのだと思われ。
「うしごろしの木」は、境界にふさわしかったでしょう。
マージナルな人々が、屠殺に用いる木ですから。 そういう、いろいろな意味で。
上掲引用の中に見える境界の「桑の木」。
「桑の木」と言えば、今度はこれ「首切れ馬伝説」を思い出したり。
佐々木高弘「記憶する〈場所〉 - 吉野川流域の「首切れ馬」伝説をめぐって」
(所収:「記憶する民俗社会」)
首のない馬の姿をしたモノノケが、ほかならぬ「境界」を走り抜ける。
その舞台には、「東桑上」や「桑島」などの養蚕にまつわる地名が登場する。
そして古来よりよく知られている蚕と馬の密接な関係…。
へぇボタン:へぇ〜
と押してみるもよし
![[ EP: 科学に佇む心と身体 ]](http://homepage1.nifty.com/NewSphere/transparent.gif)







次の記事
前の記事


この記事のトラックバック用URL【http://ep.blog12.fc2.com/tb.php/525-eaca59fb】
フリーのチベットバナーだよ













