

【日本でダイヤモンドは採れないの?】ダイヤができる場所は、大変圧力の高い地下深く。
それも地下150〜250kmにもなろう場所で、とうてい人間が掘ることができるような深さではない。
ではなぜダイヤが実際採れるのか。
マグマが地上に吹きあがるときに運んできたものが、かろうじて人の手に入るのだそうだ。
地下深くから急速に地上近くまで吹きあがってきたマグマ、それらが冷え固まったものはキンバーライト(キンバレー岩)などの特殊な火山岩になるのだが、日本にはその特殊な火山岩が存在しないので無理っぽいよということらしい。

【世界最大の結晶は?】・ウラル山脈の石切り場にある9m×9mの穴は、一個の結晶(長石)の中を通っている!
・フローライト=直径2.13m、16トン!
・カルサイト=6×6×3m、280トン!
なにこれ一部屋ぶん!?
どっかのサイト上には高さ2m以上のばかでかい結晶の前で記念撮影しているのもあった…
・マイクロクリン=50m×36m×14m、16000トン!!!!!
結晶が…!? ビル一個分じゃん!!!
『山の結晶』
日本の花崗岩は小さいので,冷却速度が速く,その中にあるペグマタイト鉱物も小さい。それに比べて,アメリカなどの大陸にある花崗岩は日本列島を飲み込むほどに大きい。そのために長時間かかって鉱物が成長するため,鉱物も日本のものに比べてはるかに大きくなる。
それにしても一個の結晶が50m!!ってあんた…

そして、石膏の結晶の最大サイズは,3m×43cm×43cm の1300キログラム。
結晶、すげー。

【石膏が透明!】石膏と言えば。
石膏デッサンの石膏像とか、犯人の足跡を採る石膏足形とか、骨折の時にはめるギプスの石膏とか、白くてがちがちしたものを思い浮かべるけど、実際には石膏、いろんな色はあるわ、いろんな結晶はあるわ、しまいには透明で美しくてたまんないものや、「砂漠のバラ」と呼ばれる珍品まであるとは。

※【画像が表示されない場合は】
これが自然界にある石膏の姿だなんて。

「砂漠のバラ」の画像集 石膏像や型取り、ギプスに使われる石膏は、いったん熱を通して砕いた「焼石膏(しょうせっこう)」なるものだそうです。
自然の石膏には三種類あるそうで、
●透石膏:(透明石膏 セレナイト)
透明な柱状結晶
●繊維石膏:(サテンスパー)
繊維状の結晶が一定方向に配列して集まっている 絹糸光沢が美しい
●雪花石膏:(アラバスター)
細かい粒の集合 かつて
ランプシェードや燭台に 重宝されていた素材『楽しい鉱物図鑑』
フランスなどには10m以上の透明な板を産出するところがあり、昔は、板ガラスの代わりに使った。
ガラス板代わりになるような、ばかでかい透明石膏が地下に埋まっている…!!
なんかスゴイ。

石膏の一種、セレナイトの結晶です。玉に磨いてあります。
... 以下つづき...


結晶が一方向に揃っているので(ん?だったら透明石膏セレナイトじゃなくてこれは繊維石膏サテンスパーじゃないのか? …どうやら市場ではセレナイトと繊維石膏はけっこうごっちゃなようだ)、ある方向から見ればキャッツアイのように見事に輝き、別の方向から見ればガラスのように向こうが透けて見えるという… なんとも幽玄。
透明石膏:セレナイトの画像集
繊維石膏の画像集
Satinspar(繊維石膏)の画像集 あらま、
繊維石膏のペーパーナイフ ! これは美しい。美しさのわりに、石膏類は市場のお値段は安めなので、気軽にコレクションできます。
なお、さすがに石膏、
柔らかくて傷つきやすい
水にぬらすと溶けてしまうので、水濡れ厳禁
など、やや取り扱い注意要。

【溶ける石がけっこうある件】水濡れ厳禁といえば。
石の図鑑をいろいろ見てみるに 、「水に溶けるので注意」な鉱物がけっこうあるので「へぇ〜」。
石が溶ける。

そうかぁ、「風化」という現象がやっとこリアルに思えてくる。
長年ほっておけば、石灰岩が溶けて鍾乳洞になったり、コンクリートにしても溶けて鍾乳石状になったり…
いやそれ以上に、もう長年かけなくてもあっさり水に溶けて流れて消えてしまうはかない鉱物が、世の中にはいろいろあるわけで。
岩塩なんか代表ですね。 塩だもん。 塩だって、自然の結晶石だもん。
溶けやすい鉱物、コレクションするには湿気厳禁だったりする。
石が湿気厳禁、妙におもしろい。
銅の化合物の「たんばん(胆礬/硫酸銅)」あたりも溶けやすい鉱物らしい。
これがまた、すばらしくビビッドな青色で美しい鉱物なんですね。
たんばんの画像集 たんばんの溶液の中に鉄釘を浸しておくと、自然に銅メッキされるという話もまたこれ「へぇ〜」。(

【時代と色のめぐり合わせ】青といえば。
我々が生きているうちに目にする色は、時代によって土地によって、かなり違っていたんだろうなぁ、と思うことしきり。
時代時代で流行色が違うことはもとより、その時代に存在している染料の種類によっても、その地方の生態的環境によっても(山岳、荒野、海浜、砂漠、極地…)、一生のうちに目にする色の種類は大幅に違うのだろうし。
カラフルな商品を目にするたび思う、この染料はいったいどうやって成立してんだろう!?と。
最近開発されて、それ以前にはめったに目にすることができなかった色も、けっこうあるんじゃないか。
不思議だ。
そしてモニタ。
現在のディスプレイ、液晶モニタ、ブラウン管、写真などの上では、「表現されない色」が存在する。
ビビッドに彩度の高い青緑(ティールや南国の海の色)あたりはその代表。
いくら表現しようとしても、周辺色の錯覚をうまいこと利用しない限り、モニタ上では彩度の高い青緑は絶対直球表示できない。
表現できない以上に、撮影できない色もあるらしい。
『楽しい鉱物図鑑』 あとがき
鉱物の色のなかには、どうしてもカラー写真に再現できないものがある。たとえば、アレキサンドル石などはその典型である。昼光の場合、緑色をしているこの石をデーライト条件で撮影すると、赤褐色に映ってしまう。手を変え品を変えして試みてみたが、結局、アレキサンドル石の撮影はあきらめた。
そう、世の中にあってネットにないものは多いが、「色」も、その一つなわけだ。

【この石はご当地の特産品です】偏りと言えば。
地球上、石ころくらいどこにでもあるんじゃないかと思ってしまうけれど、不思議なことに
地球上のこの地域でしか採れない!
という鉱石がけっこうあるらしい。
例えば「手稲石」。札幌の手稲鉱山で見つかった石。
例えば「オホーツク石」。北海道東部で採れる石。
世界には、ブラジルのここでしか採れない石、特殊な色の鉱石はメキシコのここでしか採れない、みたいなケースがごろごろしているようで。
今流行りの 「ラリマー」もそのたぐいに入るんでしょうね。
『鉱物カラー図鑑』より
・日本で採れた新鉱物は80種 年に1〜3種ずつ増加中
・世の中の鉱物、全種類は4000種近く
・日本で算出が認められた鉱物は約1050種
・渡辺鉱は四面銅鉱とよく似ていたためか、1993年まで発見されなかった。
毎年新たに鉱物が発見され続けている! へぇ〜。

【化ける水晶】そこでしか採れない鉱物と言えば。
ニューヨーク州のハーキマーで採れたことから、一般に
「ハーキマー・ダイヤモンド」
と呼ばれる種類の水晶の結晶があります。
これも地球上ではこのハーキマー一箇所でしか採れない石なのかな。
herkimer diamond 『山の結晶』
p.12
水晶には573℃よりも低温で安定な低温型と,573℃と870℃の間で安定な高温型の2種類がある。両者で形も異なれば,結晶構造(原子の配列)も異なる。
p.16
噴火後に温度が下がり,573℃より低くなると低温型の結晶構造に転移(変化)する。形は高温型のものではあるが,結晶構造は低温型である。したがってわれわれが手にする高温型といわれる水晶も,その結晶構造は低温型である。
一般的な水晶よりも高温・ 高圧下で、整った粒に結晶してできあがったのが、ハーキマーダイヤモンドだと言うことらしい。

一般的な水晶はこんな感じ。
低めの温度の地中で、どっか母岩にひっついて、にょきにょき成長してくる。
例えば、冷凍庫の製氷皿で、器にひっついて氷が成長してくる、みたいな。

こちらはインクルージョン(まざりもの)が中に入ってはいるけれど、人の手が加わらないままに自然の「上下に六つずつの錐面を持った」美しい高温型水晶のハーキマー結晶。
周囲から冷やされてできてきたのではなく、周囲も何も全体がドロドロの高温の中、どこにもひっつかずに、自然に形成されてきた結晶の粒。
でもって、この、美しい高温型水晶特有の姿でありながら、上掲の引用によれば、結晶構造自体は低温型に変身してしまっているという…。
いや〜、自然の妙ですね〜。
しかもそれを人間が採取することができる場所が、なぜかニューヨークのハーキマーにしかないという、このめぐり合わせ。

地球上至るところに、「そこでしか採れない」鉱物が埋まっている…!!

【道具・器具】では、鉱物を探しに行こうではないか、てなもんで。
鉱石探索のための道具、
岩本鉱産物商会
東急ハンズ (株)ノーベル社 文京区の会社らしいが、サイトを発見できず
(有)凡地学研究社は2002年に閉店
日本地科学社 う〜ん、日本地科学社 のサイトを見る限り、私が買ったのはピックハンマーではなくチゼルハンマーらしい。
この鉱石・地学系ハンマーの呼称(ロックハンマー、ピックハンマー、チゼルハンマー、化石ハンマー、クラックハンマー)、本やサイトによってまちまちでかなりゴッチャになっている気配。
写真や実物を見ずして注文するのはちょっとおっかないな…。

これら岩石用のハンマーは、建築用の金槌のたぐいとはわけが違うらしい。

岩石用は、壊れないものを渾身の力を込めて壊すための道具。
建築用は、ある程度の力で壊れることがわかっているものを適度に叩くための道具。
建築用は、ヘッドがダメになったら取り替えられるように柄と頭が別になっているものが多い。
岩石用では、ヘッドがとりはずしが効くようなしようになっていると、現場でヘッド部分が吹っ飛んでえらい事故になりかねない、そのためヘッドと柄が一体成型になっているものが推奨されている。
岩石用のピックハンマーやチゼルハンマーは、ヘッドの片方が平たくて、もう片方がとがっている。
岩石を叩くときは、とがっている方は使ってはいけないらしい。平たい方で叩き割る。
とがっている方は、土を掻き出したり、掘ったりするために使うんだそうだ。
くさびのように打ち込んで岩を割りたいときには、それ用のたがねやくさびを別途用意して、ハンマーで打ち込むと。
余談だけど、ハンマーやかなづちのたぐいは大変たくさん種類があって、いろいろ見ているだけでもけっこう楽しい。
玄能・ハンマーの種類、用途、特徴について なお、建築解体の現場では「ヤナギ」が通。
柳のぼっこは大ハンマーの柄に最適な素材なんだそうだ。
ハンマー話の続き

![[ EP: 科学に佇む心と身体 ]](http://homepage1.nifty.com/NewSphere/transparent.gif)







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