
07月07日【札幌】第10回サイエンス・カフェ札幌
社会心理学・山岸俊男
「実験で読み解く心と文化 日本人は本当に集団主義?」
※【画像が表示されない場合は】
●まあ、初心者用というか、シロウトさん向けだもんね…
たむろった衆生は事前に論者の著作など目を通してから来ているんだろうか。
●山岸氏の研究が、その後(今世紀)どう新しく展開したのかはさっぱりみえず。
印象、たごまり(停滞?)。
COE? CEO? 何か出た?
●中盤ちょろっと「いろいろな実験をみんなで持ち寄って、対立などせず」みたいな徳の高げな主張を説いておられまして。
なんか、以前文化心理学の北山氏をこてんぱんにしておきながら面と向かって「実験手法は面白いのでいただく」と高みからおっしゃっておられた、そういう意味で「持ち寄る」ということなのかなぁと。
ほかの科学者でもたまにある「言葉になさると聞こえは良いけどけっこう実態はえげつない
」のパターンのひとつなのか?とか思ってしまった。●サイエンスカフェなので、ギャラリーからの質問も受け付けるわけで、「実験結果の敷衍は妥当なのか」めいた問いかけあり、そしてそれに対する山岸氏の「またか」みたいな反応。
特殊な実験条件における結果を、社会一般にあてはめてしまえるのかという問いかけ、このあたりは、実験心理学においては、微妙にミミタコうんざりでありながらも、何かもやもや引きずり続けている部分があるのかな、とか。
●で、それら社会行動の形成要因はなんなのか、についての現時点で各方面から推察されうる要因の、ひととおりきれいな列挙、を見せて欲しかった。
どうもうやむやに持論に引きずります、 いや、個人中心、個人の見解中心の集会だから仕方ないんだけれども、でも、
やっぱこういうお方(一般論ではなく自説・自分の成果をメインに説く輩)の話を伺う際には、咬ませイヌがいて欲しい!
(聴衆に混じり、ではなく、ダブルフィーチャーとして:でも、カフェ程度の企画では無理か)
ツボをつく反論、現時点で諸方面から出しうる「異なる見解」の列挙が欲しい、そしてそれに対する彼のナマの反応を見たい。観察したい。
そういうのが「ナマの科学者を見物する」醍醐味じゃないかと思うんだが。

2006/08追記: このサイエンス・カフェの音声ファイルが公開されています。(尺半分以下に削られているみたいだけど)
科学なポッドキャスト:
サイエンス・カフェ 北海道大学かがく探検隊コーステップ ラジオ第40回:2006年7月22日

遺伝子差と文化差 ※ニスベット
ジョナサン・プリチャード Jonathan Pritchard
東アジア人での淘汰結果の平均年代は、6,600年前
グリゴリー・コクラン Gregory Cochran
今と過去は文化だけでなく人間自体が違っていたのか
ジョン・マクニール John McNeill
人間性質はもともと不変不朽ではないのだ
オキシトシンの民族差、フランシス・フクヤマの信頼社会
ナポレオン・シャノン Napoleon Chagnon とヤノマモと性格の遺伝
アシュケナージ・ユダヤの遺伝病は知性の淘汰に付随したのか
2006/03 The International Herald Tribune Cultural differences: A DNA link?
By Nicholas Wade The New York Times
山岸氏は、こういう↑遺伝要因・人種差は考慮せずとも社会心理学で行けるとお考え。だったと思う。
「心でっかちな日本人―集団主義文化という幻想」 山岸俊男著 日本経済新聞社出版局 2002年
「社会的ジレンマ:「環境破壊」から「いじめ」まで」 山岸俊男著 PHP研究所 2000年
『安心社会から信頼社会へ:日本型システムの行方』 山岸俊男著 中公新書 1999年
「信頼の構造:こころと社会の進化ゲーム」 山岸俊男著 東京大学出版会 1998 第41回日経・経済図書文化賞受賞
この話の続き
その後

余談その1●
昨日の「コメント書き込めない話」の続き。
コメントが拒否られることがあるのは、スパムよけのNGワード設定が原因であることが多いらしく。
そうか。
昨日記した「親近相関」さんとこは「近親相姦」がNGワードに設定してあったんでしょう。あら不幸。
てことは、コメント欄で猥談を交わすのは今のご時世かなり不可能めだということなんでしょうかね。


余談その2●
あらら。
意外にもわたくし、「「ゲーム脳」批判の急先鋒」だと某所で称されておりました。
特に誰ともゲーム脳の話で盛り上がったことも切り結んだこともないので、へぇ〜そんな風に見られてることもあるんだなぁ。みたいな。
ていうか、ウェブ上で自分がどう見られているのかよくわかってない。

(アクセスは多けれど、聞き手の姿がない独り言状態に感じている)
あなたの中では私はだあれ?

![[ EP: 科学に佇む心と身体 ]](http://homepage1.nifty.com/NewSphere/transparent.gif)







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