絶滅した哺乳類に毒腺があったよ@6000万年前
2005/06 EurekAlert
進化:絶滅哺乳類に毒分泌器官があったことを示す初めての証拠
2005/06 Nature
2005/06 Discovery
このネイチャー掲載論文について、某MLに
「Kita et al. 2005, PNAS」(日本の研究者の論文)が引用されている。
北氏の論文は「はじめて哺乳類(ブラリナトガリネズミ)から毒物質を特定」したことを報告したものだが、Natureには却下された。
今回のような「化石の断片の形態から毒をもっているのではないか」という憶測に過ぎない論文がNatureに採用されるのにどうして日本の論文は却下されたのか。
との旨の、指摘だかボヤキだかが流されていた。
… 検証は難しいよね。

受理されるのは「英語圏」の「男」が書いた論文ばっかし
その傾向はあり得るし、あるとすれば実態を明らかにすべし
2002/06 BioMedNet News Editors embrace English-speaking males
で、「偏りがあるかもしれないぞ」と検証はされるけれど、「英語圏」の人が検証するのは「英語圏内」の「男性科学者 vs 女性科学者」での偏りについてばかり。
英語が母語ではない文化圏からの論文をないがしろにしているか否か、についてはろくに見向きもしていない。
...以下...

「動物のお医者さん」の菱沼さんが英作文で苦労していた件を引き合いに出していたのはこれだったかな。
サミュエル・コールマン著 「検証・なぜ日本の科学者は報われないのか」 文一総合出版 2002年まあ、「英語苦手なんだね、かわいそうに見てあげよう」と言われるのもいやだけど。
「英語圏外からの論文は低く見られている」か否か、これこそ英語圏以外から検証をすべきなのだろうけれど、門外漢にはわからないことが多く。
超微細技術の論文被引用数、米に次ぎ日本2位 トップ25内に日本人5氏
2001/10 ヤフージャパン(毎日新聞)
2001/10 ヤフージャパン(読売新聞)
ペーパーチェイス@癌研究 世界の癌研究論文、数では3割はアメリカ産
内容のインパクトでトップなのはカナダ、日本はからっきし
2001/10 EurekAlert! US, Italy, UK, Japan and France top world league in academic 'paper chase'
ひとくちに「論文」と言っても、分野によって、東洋発論文の待遇はかなり違うのでは、という気はするけど。
もとより、英語圏の人間は東洋人を「モノに器用だが発見や洞察はダメダメ」という先入観を持ってはいたりすることがある。(実際に東洋人がそうなのか否かは別にして)
その偏見が分野によっては論文採用に偏りを見せ、ひるがえっては韓国など東洋の研究者に勘違いをさせてみたりしてないか。
例えば。
最大の問題点はこんなに大量の卵子を研究用に提供してしまえる韓国女性と韓国研究者の倫理感覚なのに、目玉は「手先の器用さ」なのだと思っている韓国のコレとか。
「外国研究チームもこのような過程がどのように行われるかは知っているが、われわれのように精巧にやり遂げる意欲をもてない」
〜黄禹錫(ファン・ウソク)教授
「韓国と外国技術水準の違いはペレのサッカーと町内サッカー」
2005/06 【日本語記事】 中央日報@韓国
東洋人はおハシになれているからこういう細かい作業がうまいんだよ
2005/05 Washington Post Scientist: Hand Dexterity Helpful in Lab
欧米では倫理上の問題で女性から研究用の卵子を採取することが非常に困難であり研究上の障壁の一つになっている:ファン・ウソクが簡単に大量の卵子を入手できていることに西欧研究陣は唖然としているのであって:数打ちゃ当たるじゃ、器用さの問題ではないっしょやねぇそういえば。
昔こういう記事を見かけたんだが、
軽口はダメよ 出版前の内容漏洩はやめてくれ 自分の論文の掲載予定もしゃべってくれるな
2000/12 NEW YORK TIMES Medical Journal Bars Authors' Prepublication Comments
2000/12 Journal of the American Medical Association Vol 284, No. 22, pp 2827-2964
→ Editorials Prepublication Release of Medical Research
→ THE JOURNAL's Policy Regarding Release of Information to the Public
韓国のコレはどうなんだろう。
黄禹錫教授、もう一度世界を驚かせる
黄教授は今月中旬、米国へ向かい、世界的な科学ジャーナル「サイエンス」誌に、成果を発表する予定。
2005/05 【日本語記事】 中央日報@韓国
科学誌への掲載予定はぽろぽろ漏らしてしまっても別にかまわないもんなんでしょうか。
この件では”詳細”は漏らしてはいないようだけど、でもやけに違和感を感じる…。
日本の科学者でこんな「予告」を出すケースって、寡聞にして覚えがないんですけど。
異国の感覚はわからん…
中国もよくわかんないしなぁ。
倫理感覚あさっての方向だし、ネイチャーやサイエンスに載ると政府から報奨金出ちゃうしなぁ。
こういう東洋諸国と、日本はけっこういっしょくたに見られているのではないか、西欧からは。
東洋の倫理観といえば。
韓国人の所業に対して西欧の人が記したコレが印象に残っている。
「これは、貧しくて誰も相手にしない国から一流国へと成長する過程でのゆがみだと思う。」2005年06月21日 Meine Sache 〜マイネ・ザッヘ〜: 日韓摩擦の正体
そうかもしれないし、単に「みな成熟すると西欧のようになる」という鼻持ちならない自文化中心主義から来た物言いに過ぎないのかもしれない。
東洋の科学者は、西欧とは全然違うヘンテコな成熟を見せてくれちゃうかもしれないし。

ネイチャーやサイエンス、権威あると言われる科学雑誌は西欧の土俵。
東洋はそれに対抗するような別途科学誌は出さないのかな。そも科学自体が西欧の土俵?
根回しは地元西洋のほうがやりやすいだろうし。
悪質な論文審査員たち ピアレビューにおける不正は分子生物学では珍しいものではない
2001/10 日本語記事 Nature Japan
2001/10 The Scientist 15[21]:39 Peer Review: Do Studies Prove Its Effectiveness?
ピア・レビューと科学の品質 うさんくさい関係?
2001/09 Science Volume 293, Number 5538, pp. 2187-2188 Peer Review and Quality: A Dubious Connection?
それにしても「どこに載っていたか」だけで科学従事者は検証すっとばして威光暗示にかかってしまったりすることがあるんですね。
「それはどこに載ってました?」
論の所在・掲載誌さえ知れば内容を読まずとも気が済んでしまう人たち
載った場所が論文の価値を決めてしまうのか? 学術誌の格差が科学に及ぼす問題点
2001/10 American Psychological Society 'Where Was it Published?'
「そこに載っていたなら、たしかな論文だろう!」
「そんな雑誌に載っていた論文では信用がおけないな」
載ることに必死になる人、掲載に賞金をかける国がいるのも、むべなるかな…
こう、偏見だか偏りだか、感覚だか、気にして科学を見るのはしんどいです。
トッピングやディスカウントしながら情報を疑うのは、正直しんどいし迷路です。


![[ EP: 科学に佇む心と身体 ]](http://homepage1.nifty.com/NewSphere/transparent.gif)







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