
ごくたま〜にしるす
エビだのネコだの金魚だの。
たますぎて、どこに書くか逡巡したあげく、結局この科学ブログに「生物だし」と混ぜ込んでますが。


今日は琴糸丸(こといとまる)。
マミラリア属のサボテンの一種。学名は「Pseudomammilaria」らしいけど、直訳”擬似イボ持ち” …なんで???
琴糸丸、検索するとめっちゃヒット数少ない。
あれ、そんなに知られてない種類だった?
人気ないのかな? すごい育てやすいのに。
きゃしゃな針がぐるんぐるん巻いて生えている。
駄物(高級品ではないという意味)だけど、よく針が巻いていてけっこうかわいい。
さわっても痛くない。
コイルボールかやわらかいヒゴ細工かみたいなもんで、ぽやぽや弾力がする感じ。
刺さらないサボテンは、植え替えのとき大変助かります。

さわって痛くないサボテン&多肉植物、生育環境に神経質にならなくても生きていてくれる頑丈な種類のサボテン・多肉植物は、エエです。
というか、頑丈でない種類はとうに死に絶えてしまった我が家だった。(T_T)
湿気ムンムンの本州にいたころは、すねて全然成長しなかった琴糸丸。
↓
北海道に引っ越してから、少し機嫌を持ち直す。
↓
鉢を通気性バツグンのものにチェンジ。
砂を固めただけのようなスースーの特殊な鉢。
とある花屋で3鉢だけ発見して購入。

以来、似た品はそれっきり見かけたことがない。
(琴糸丸以外のサボテンも、この鉢だとやたらご機嫌よくなってくれたので、これサボには大変よろしい鉢だったようだ)
↓
根っこの通気性の良さでご機嫌良すぎ&成長しすぎで、なんと、琴糸丸が鉢を割りはじめる!
(あかん! あかんでぇぇぇ
)↓
ネット通販で「素焼きの蘭鉢しかもスリット入り」を発見。
素焼き、しかも穴あきツーツー。
琴糸丸の次の住処はこれしかない!と購入。


発送元では「もうこれ製造中止で在庫のみなんですよ」とのこと。 またこれもレアな鉢でしたか。
いよいよなれば、網(!)で鉢を自作するべぇかと夢想する。 メッシュ、超通気。
追記:このタイプの鉢は「蘭用」でたくさん流通しているらしい。


鉢解体。
琴糸丸の成長ぶりに、すでにヒビヒビだったので、手で簡単に崩壊する。
根っこびっしり。

ばっさり切らずとも調子良さそうなので、根はほぐさずこのまま「素焼きの蘭鉢しかもスリット入り」にはめこむ。
鉢との隙間には少量の多肉植物用土砂とこぼれ止め用のネット(台所の生ゴミ水切袋)、
そして水苔(100円ショップの)を詰め込む。簡単。
↓
「素焼きの蘭鉢しかもスリット入り」に植え替えて2ヶ月後の琴糸丸。




植え替えの環境変化にまったくおじけづくこともなく、
さらに気持ちいいのかターボかけて成長中。今年も開花しまくる気らしい。
おまえそんなに大きくなってどうする!
最初は3cm玉一個だけだったのに。 こんなに大きくなっちまった。
うちにはでかい植木鉢置ける日なたはないんだぞ!!!

株分けするのもなんか惜しいしなぁ…。
※ 一部画像はRSSリーダーでは表示されません。
ブログに直アクセスすれば正常に表示されるんですが(要するに「FC2ブログ内の画像は外部からの画像直リン禁止」)、ブラウザ型RSSリーダー経由で読みに来られたときなど、「画像直リン禁止」コマンドがはずれずに画像が表示されずじまいになる場合があります。
その場合はブラウザをリスタートするか、別のブラウザで記事に直アクセスする、キャッシュをクリアする、などしてみると治るようです。
... 以下つづき...


●サボの植え替えは春先の成長前推奨。(今回の琴糸丸植え替えは3月に行いました)
植え替えるときは、取り出した株をすぐ次の鉢に入れてはいけません。

数日間、根っこや掘り出したときの傷口がひととおり乾くまで、通気性の良い日陰で数日〜一週間ほど陰干ししてから、次の鉢に入れます。
●うちは鉢に竹串を一本刺しています。
水やりをする前に竹串を抜いてみて、しけっていたら、水はやらない。
サワヤカに乾いたかな、と見て取れたら、天気の良い日にダバーっと水をやる。

雨の日、湿度の高い日には、お水は遠慮する。
●通気性の良い鉢と通気性の良い土に植えてあるなら、一晩くらい雨ざらしでも大丈夫。
数日続くような雨模様の予報のときは、雨の当たらない風通しのいい場所に避難。

●札幌的には、5月〜9月が勝負。
北海道は夏は日照時間が長いので(夏至は朝4時から夜8時くらいまで日があるぞ)日光好きのサボには天国。
冬は屋内の明るい場所に置いて「水をやらない」、成長させない。
日照が足りないのに水をやってしまうと、のろんと変な形に成長してしまう。

●春先、秋口の最低気温には注意。
天気予報で「霜」とか「最低7度以下」になりそうなら屋内に取り込む。

屋内も、10度以下になりそうな場所は避けると吉。
今年はうっかりロスラーツムを霜にあててしまった。
5月に最高気温30度で最低6度ってありかよ北海道ぉ
●一口にサボテンといっても、原産地の生育環境は種類によってさまざまなわけで、適した育て方もそれなりに種類の好みにあわせてやらないとすぐ死んでしまう。

(たまに、死んでとうにひからびてしまったサボテンのミイラを「そういう姿の種類なのだ」と思い込んでせっせと世話している人がいらっしゃったりしますが:いや、ミイラサボテンをソレと気がつかずに普通に売ってしまっているお店もよく見かけますが…
)琴糸丸は高地性(すずやかさわやか乾燥地生まれ)で根が通気を好む、ンだったと思う。
暑くなりすぎず湿気のない夏であるサワヤカ北海道は、琴糸丸の趣味に合うんでしょう。
●涼しい乾燥高地生まれのサボは、日中の温度差やひからびには強めだけれど、蒸れるとあっさり死にます。
逆に、多少蒸しながら高温で育てたほうがつやつや元気になるロホホラ(烏羽玉/うばたま、トゲのない肉まんじゅう)とか、なんも気にせずぐいぐい雑草なみに育つ金晃丸(きんこうまる、柱型)とか、まぁ種類によっていろいろクセはあります。
お住まいの地方の気候に合うサボをお供にするとけっこうおつ。
内地で苦しんでいる琴糸丸、北海道においで! 気持ちいいぞ!


![[ EP: 科学に佇む心と身体 ]](http://homepage1.nifty.com/NewSphere/transparent.gif)







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