
『刑法39条 少年犯罪、少年法、犯罪捜査、プロファイリング 心の病の現在 4』
Shinshokan bookazine 新書館 (2006/01)
新書館は何を意図してこのシリーズを組み始めたのか。

「刑法39条」は小田氏、「少年犯罪、少年法」は作田氏、「犯罪捜査、プロファイリング」は西村由貴氏と、各人てんでに記した各章を3つつっこんで一冊にしているだけ。
小田氏は具体的な数値や国名などの論拠を挙げぬまま印象操作のように話を展開する。
作田氏は 東西の文化心理的差異について認識を欠いたまま。(p.97)

『江戸の男色 上方・江戸の「売色風俗」の盛衰』 白倉敬彦著 新書y 洋泉社; 780円 2005/05
殿方同士の「ぼかし・黒塗り無し」まぐわい図が豊富に納められてこのお値段はお買い得。

江戸時代の文化慣習変貌がここにもあらわれているのかと、あとでUFO神話とからめて何か書いておきたく。

『比較神話学の鳥瞰図』 大和書房; (2005/11)
吉田敦彦古希記念論文集だそうです。いろいろな研究者が各国の神話伝承について寄稿しています。
キリスト教は思い描く理想の世界でさえも「城塞」の様態であり、いかにも好戦的な宗教でかないません、という冒頭章の吉田氏の論に感じ入ります。


『動物民俗 1』 長沢武著 ものと人間の文化史 法政大学出版局 2005/04
『動物民俗 2』 長沢武著 ものと人間の文化史 法政大学出版局 2005/04
古今情報カタログみたいな、裏構造の考察なし、民俗つながり考察なし。
自分の地元長野中心、自分が携わったフィールド以外は記述は浅いし、何よりなぜカメについての情報を欠落させているのか。
おまけに「科学的知識」云々というよけいなお世話がうざい…。

『発達障害とメディア』 野沢和弘, 北村肇(著) 現代人文社; (February 2006)
あまりピンとこなかった。
高岡氏らの本 のほうがよりビビッドさが強かったからか。

『赤ちゃんはどこまで人間なのか 心の理解の起源』 ポール・ブルーム著 ランダムハウス講談社 2006/02
原書2004 DESCARTES' BABY
邦題は原題の含意をみごとに殺してしまっている。 つまらない。

『人類は絶滅する 化石が明かす「残された時間」』 マイケル・ボウルター著 朝日新聞社 (2005/12)
原書2002:Extinction: Evolution and the End of Man Michael Boulter
なんか半端だなぁ…

『現代人類学のプラクシス 科学技術時代をみる視座』
有斐閣アルマ Advanced 山下晋司, 福島真人 編 有斐閣 (2005/11)
…読者ターゲット狭すぎ?
「本書が提示するのは,すでに確立した研究モデルというより,いま開発されつつある研究プログラム(p.1)」つまり、「これからこんな研究をします」紹介とか、実践計画とかごくごく簡略に成果ではない概略。学内だけでコピーして配っていれば、という気もしないでもない。


「若年性健忘症を治す」 築山節著 健康ライブラリー 講談社 2004/12
『若年認知症とは何か 「隠す」認知症から「共に生きる」認知症へ』 宮永和夫監修; 筒井書房 2005/07
この2冊なら、『若年認知症とは何か』のほうに軍配。
『若年認知症とは何か』に少し紹介があるピック病に関しては、 「死体洗いのアルバイト 病院の怪しい噂と伝説」(p.24)に”かなり痴呆症状が進行していても普通に勤務できてしまっていたお役人”という珍妙な実例が紹介されていたのを思い出す。

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