京大名誉教授の米山俊直さん死去 文化人類学広める
2006/03 【日本語記事】 asahi.com
アフリカ民族調査、文化人類学の米山俊直氏死去
2006/03 【日本語記事】 読売
9日、胃がんのため京都府内の病院で死去。 享年75歳。
奈良県出身。
京都大名誉教授、前大手前大学長、国際京都学協会理事長。
文化人類学の第一人者、日本における都市人類学の構築、日本のアフリカ研究発展などに多大な貢献。
紫綬褒章、瑞宝中綬章受章。
…え”?
検索したら、今年の2月、講演会の予定が組まれていたようなんだが…。
2006年2月5日 奈良女子大学文学部 なら学講演会
「小盆地宇宙論その後――なら学との関連で」 講演者:米山俊直氏
環境社会学会メールマガジン
奈良女子大学広報企画室 

『私の比較文明論』 SEKAISHISO SEMINAR 米山俊直著 (2002/12) 世界思想社
『比較文明における歴史と地域』 講座比較文明 米山俊直 編 (1999/10) 朝倉書店
『現代人類学を学ぶ人のために』 米山俊直 編 (1995/03) 世界思想社
『文化人類学を学ぶ人のために』 米山俊直, 谷泰 編 (1991/02) 世界思想社
『いま、なぜ文化を問うのか』 米山俊直著 (1990/10) 日本放送出版協会
『アフリカ農耕民の世界観』 米山俊直著 (1990/03) 弘文堂 
『探究「鎮守の森」 社叢学への招待』
上田正昭編; 平凡社 2004/11
米山俊直 寄稿 「鎮守の森探訪 文化人類学の視点から」
かつて日本は「森の国」であった。
大陸よりも先に森林が形成されるようになった「森の国の日本」が、なぜ今日、そうではなくなってしまったのか。
日本列島の「脱森化」の歴史を検証しつつ未来の日本の森の姿をかんがえてみたい。(抜粋アレンジ)

「もののけ 1」
山内昶著 ものと人間の文化史 法政大学出版局 2004/08
p.96
{アフリカ各民族におけるマナ観念を表象する用語あれこれ}こうした記号で表現されるアフリカ人の一種の生命力信仰を、知友の米山俊直は日本語の「気力」あるいは「気」やフランス語の「エラン・ヴィタル」 −− ベルグソンをはじめ《生の哲学》の中心概念 −− と共通のものだといっている( 『アフリカ農耕民の世界観』)。

「暮らしの中の民俗学 1 一日」
新谷尚紀編 吉川弘文館 2003/03
岩本通弥「装い 穢れと清潔」
p.86-87
{風呂好き銭湯好きが、日本人古来の国民性だというのはガセ?}旅の巨人と称された宮本常一は、「戦前全国を行脚した頃の聞取では、東日本では三日乃至五日に一回というのが多かったが、西日本は少なく、とくに奈良県吉野山中などでは一月に一回乃至二回というのが大半という村にぶつかった」(宮本1981)と述べるが、同様な観察は宮本だけではない。人類学者の米山俊直も奈良二階堂村の調査で同様の報告をし(米山ほか1974)、自然人類学の香原志勢も長野で10年入浴しなかった人が風呂に入って風邪を引いた例を紹介している。

「「親日」と「反日」の文化人類学」
崔吉城著 明石ライブラリー40 明石書店 2002/08
p.19
{日本植民地時代に韓国文化に入り込み、韓国のものだと思い込まれている風習・呼称}試合に勝つと万歳をする。これも日本に由来する。もちろん朝鮮王朝には王に”万歳万歳、万々歳”などと祝う言葉があったが、両手を上げて三回万歳と叫ぶような様式は恐らく日本植民地時代の遺産と思われる。明治二十二年(一八八九)憲法発布のとき観兵式でお迎えした外山正一教授引率の帝国大学学生たちがバンザイ、バンザイ、バンザイと唱和したのが始まりだという。それが戦時を通して一般化したものである(梅棹忠夫・小松左京・佐々木高明・加藤秀俊・米山俊直、 1974)。現在韓国でなされているバンザイももちろん日本時代の残滓であろう。

『クニオとクマグス』 米山俊直著 (1995/12) 河出書房新社 (柳田国男・南方熊楠)
『天神祭 水の都・千年の祭』 米山俊直, 河内厚郎 編 (1994/07) 東方出版 =80年代=
『小盆地宇宙と日本文化』 米山俊直著 (1989/02) 岩波書店
『アフリカ人間読本』 米山俊直 編 (1987/09) 河出書房新社
『都市と祭りの人類学』 米山俊直著 (1986/04) 河出書房新社
『アフリカハンドブック』 米山俊直, 伊谷純一郎 講談社 (1983/01)
『同時代の人類学 群れ社会からひとりもの社会へ』 NHKブックス 米山俊直著 (1981/01) 日本放送出版協会 =70年代以前=
中公新書 『天神祭 大阪の祭礼』 米山俊直著 (1979/01) 中央公論新社
講談社現代新書 『日本人の仲間意識』 米山俊直著 (1976/11) 講談社
中公新書 『祇園祭 都市人類学ことはじめ』 米山俊直著 (1974/01) 中央公論新社
『日本人のこころ 文化未来学への試み』 朝日選書 梅棹忠夫、加藤秀俊、小松左京、米山俊直、佐々木高明 (著) 朝日新聞社出版局 ; (1971/01)
講談社現代新書 『文化人類学の考え方』 米山俊直著 (1968/06) 講談社
『偏見の構造 日本人の人種観』 NHKブックス 我妻洋, 米山俊直 (著) 日本放送出版協会 (1967/01) ほか著作多数

多くの知恵をありがとうございました。

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