今現在も、前世紀も、紀元前も、人類の遺伝子プールは変化し続けている。
そして、最近の人類変化のその証拠。
ヒト遺伝子、ごく最近進化したものけっこうあります
代謝、皮色、脳機能、生殖で必要とされる人類遺伝子は、最近の環境の変化に応じて進化した
2006/03 New Scientist Many human genes evolved recently*
2006/03 news@nature.com Human selection is alive and kicking
Geneticists track evolutionary forces in three populations.
2006/03 National Geographic Human Genome Shows Proof of Recent Evolution, Survey Finds
科学なポッドキャスト:Still Evolving?
New Scientist 2006/03/10 冒頭〜12分:現在も進む人類の進化(遺伝的変化)
科学なポッドキャスト:Recent Evolution
サイエンス・フライデイ Science Friday Podcast - 2006/03/10
ジョナサン・プリチャード インタビュー
A new survey of the human genome indicates that there may be as 700 genetic variants that have undergone changes within the past 10,000 years.
最近。
たとえば
たとえば
環境や経緯による、ヒト遺伝子の変異偏り。
人類の暮らしと環境が、地域ごと環境ごと文化ごとに遺伝子というヒト性質まで変えてしまいうる、その証拠。
これについて、よりつっこんでまとめているのが、今ちょうど人類進化研究の紹介に情熱を注いでいた ニコラス・ウェイド。
遺伝子差と文化差
2006/03 The International Herald Tribune Cultural differences: A DNA link? *
By Nicholas Wade The New York Times
文化心理学のリチャード・ニスベット:Richard E. Nisbett
統計遺伝学のジョナサン・プリチャード Jonathan Pritchard
東アジア人での淘汰結果の平均年代は、6,600年前
遺伝人類学のグリゴリー・コクラン Gregory Cochran
今と過去は文化だけでなく人間自体が違っていたのか
歴史学者ジョン・マクニール John McNeill
人間性質はもともと不変不朽ではないのだ
オキシトシンの民族差、フランシス・フクヤマの信頼社会
ナポレオン・シャノン Napoleon Chagnon と ヤノマモと性格の遺伝
アシュケナージ・ユダヤの遺伝病は知性の淘汰に付随したのか

心と淘汰●個から思考する西洋、全体から思考する東洋。
主体性を重んじる西洋、依存性を慮る東洋。
これらの 「文化的な差」も、遺伝的な差がもたらした文化差、もしくは、文化差・歴史差がもたらした遺伝形質の差がなんぼか関与しているのではないか。
耳あかの人種差、ラクトース不耐の人種差なみに、性格や心理に関わる遺伝子も、人種(民族? 一案によれば リネージにしようよとか)ごとに淘汰が現れていることが考えられる。

●移住者や探索者には新奇追求傾向が強い遺伝子を持つものが多く、新天地では「新しもの好きで順応性が高い」性向の民がたまりがち。
旧天地では冒険をヨシとしない保守的な性向を持つ者たちが血筋を増やしていく。
●脳に関する遺伝子解析はまもなく怒涛の展開を見せるだろう、性格や知能…
という某学者のインタビュー記事を先週見かけてメモっていたんだけれど、折悪しくシステムがフリーズしたときにいっしょに消えてしまったらしい、見失ってしまった。orz
当然、リネージごとの性格差、知能差も導かれうるわけで。
●オキシトシン(信用ホルモン)の民族差・国民差を調査してマーケティングに生かそうと考える学者もいる。
オキシトシンに関与する遺伝子も世界的に解析されていくのかな。
消費者の遺伝子情報をたよりに売り込み戦略をお練りになるであろうことが予測される未来。
...以下つづき...

日本の現状はかなりおそまつ。

体質の淘汰何を食べるか、が体質を淘汰し、何が食べられるか、が、文化を淘汰し。
呼吸能力も、環境で変異した。
高地に適応した進化のバリエーション、遺伝子解析で確認
チベット、アンデス、エチオピア、ボリビア
2004/02 news@nature.com High life prompts genetic shift
高地民族の遺伝子に大きな個人差 その昔、高地への大量移住があったらしい
2004/02 【日本語記事】 ネイチャーバイオニュース
かつてのニコラス・ウェイドの記事にも。
現世人類の多くは寒冷気候に適応できる機能を過去に獲得している
シベリア生活を経てきた祖先たち 〜Douglas C. Wallace
罹患率の差と人種差
2004/01 New York Times Ice Age Ancestry May Keep Body Warmer and Healthier

ニコラス・ウェイドの一番新しい邦訳書
「医療革命 ゲノム解読は何をもたらすのか」
ニコラス・ウェイド著 (2004/06) 岩波書店

ニコラス・ウェイドはまもなく新刊も出る予定
●夜明け前:我らが祖先の失われた進化史
Before the Dawn: Recovering the Lost History of Our Ancestors
Nicholas Wade (著)
ハードカバー: Penguin USA (April 20, 2006)

疫病と淘汰●過去、さまざまな災厄が、ヒト遺伝子を淘汰してきた。
一割の人がエイズに罹らないそのわけ
黒死病がヨーロッパ人の免疫を淘汰した? いや、天然痘らしいぞ
2005/03 news@nature.com Did Black Death boost HIV immunity in Europe?
「エイズに免疫を持つ人々」の遺伝的特性が明らかに(上)
2005/01 【日本語記事】 ワイアードジャパン
「エイズに免疫を持つ人々」の遺伝的特性が明らかに(下)
2005/01 【日本語記事】 ワイアードジャパン
●今現在も、ヒト性質は淘汰圧を受け続けている。
現代のヒト進化? エイズがアフリカの人々に与える淘汰圧
2001/05 UniSci African AIDS Epidemic Could Change Course Of Evolution
エイズ耐性遺伝子 人口の過半数に 100年後のアフリカ
2001/06 読売
まもなく鳥インフルエンザが、次なる淘汰圧として人類に大鉈を振るうのかもしれない。
●エイズに関しては、免疫機能だけではなくヒトの性格まで淘汰しうる。
東ジンバブエにおいて性行動の変化に伴いHIVが減少した放蕩にかまけた人間はまっさきに死に絶えたという見方も、事実に即しているかどうかに関わらず、当然振りかけられてしまう事例。
2006/02 【日本語記事】 Science日本版
エイズに罹った人間=ふしだら、ということを意味するわけではないのに、統計の誤謬と疫病のスティグマから、残酷な偏見も生まれる。

気候と遺伝と文化と疫病と…

あいにく、人間の頭は見たいものしか見ることができないような進化をしてきている。●社会的誤謬と人種偏見のスティグマから、さらなる残酷な偏見も生まれる。
アシュケナージ・ユダヤの遺伝病は知性の淘汰に付随したのか
※ 2005/06 ニコラス・ウェイドのNew York Times記事
韓国のウリナラ火病癖も淘汰の結果か
※ 99%が耳あか乾型ということは、遺伝形質もかなり均質なのか?
主体性のない依存的な行き当たりばったり日本も、保守遺伝子の吹き溜まりだからか
遺伝子のせいにかこつけて異文化コミュニケーションをないがしろにしてしまわないか
思考停止を招きやすい。
ものごとや、提示された材料を「どう解釈するか」は、社会学さんがたの仕事だろうか?
●愛国熱や排他的主義で噴き上がるような連中は下層の民ですよ、という指摘がちょうど流れていたが…。
アンチ・リベラル的バックラッシュ現象の背景:宮台真司
自分をどこかに所属させると、そのレッテルで主観も客観も損なわれてしまう。
「所属はダメなんです」 私が 誘いを断った第二の理由はこれ。
アカデミア vs ジャーナリストでどうの、男 vs 女でどうだの、あんな地べたレベルの泥まみれはうんざりだ。
所属するなら、私は(究極のマイノリティとしての)死者に属したい。








「アダムの呪い」
「X染色体」
「病原体進化論」
「病気はなぜ,あるのか:進化医学による新しい理解」
「木を見る西洋人森を見る東洋人 思考の違いはいかにして生まれるか」
「文化心理学入門」
「文化心理学:理論と実証」
![[ EP: 科学に佇む心と身体 ]](http://homepage1.nifty.com/NewSphere/transparent.gif)







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