自閉症について広まっている誤解をなんとかしましょうよ
「自閉症の科学」〜Morton Gernsbacher, Judith Grether, Irving Gottesman, Laurent Mottron
2006/02 EurekAlert Experts question prevalent stereotypes about autism
アスペルガー症候群をお持ちで、動物学者として著名なテンプル・グランディンさんが、ポッドキャストでご登場です。
「アスペルガー症候群」というくくりが登場しはじめた黎明期に、成人してからソレだと診断をされた女性。
(男性ではないというのがまたミソですが:アスペルガー症候群は圧倒的に男性のほうが症例数が多い)
ポッドキャスト:2006/01 Temple Grandin 〜 Science Friday
Ira talks with animal scientist Temple Grandin about her work, and about living as a person with autism.
早口&すごい雄弁。
・動物の気持ちを察知できるタイプの自閉症?
・ウシが安心できる環境をデザインする
・動物の気持ちを察知する能力はどう培われたか
・サヴァンと動物の心は近しいものがある
・自閉症は親のせいでも本人のだらしなさのせいでもない
・適切な教育で世間とのつながりを築く
・いくらでも業績は築ける
・高校の先生が素晴らしかったおかげ。
・仲間からはつまはじきにされ、意欲も失っていた。
・60年代は自閉症なんてろくに知られていなかったからね。(今58才)
・乗馬クラブやロケット開発クラブとかにたむろして
・アスペルガーはスペシャリスト脳の人達。
・私はビジュアル思考の人間。
・パターン思考人間とかもいるけど。
・もちろん一筋縄では行かない、すごくいろいろな人達がいる。
・動物福祉は考えるけど、菜食は私には合わなかった。
・自閉症での感覚過敏症について 人によってはサングラスが癒しになるし
・彼女の代表作:不安症解消の抱きしめマシン
・堅い書き物しかできないからキャサリンは助かる
・アメリカでは90年代までアスペルガー症候群の診断はまれだった
・日本じゃアスペルガーな人達がたくさんいい職に就いていると聞いている。
ん? そうなの?

テンプル・グランディンさんのお姿はこちら
Temple Grandin テンプル・グランディンさんのサイトはこちら
グランディン・ドットコム ...以下つづき...

この話は有名で、いろいろなおりに何度か見聞きしております。
家畜牛の神経を落ち着かせるには、ギュウッと体をはさんでくれるなにかがあるとよろしいようだと。
そんなマシンを作ってみたら、テンプル・グランディンさんご自身も、はさまてれみると非常に安心感があってよろしかったと。
この抱きしめ機械(ハグ・マシン)、なにやら日本でも団体で持ち上げなさっている方々がいるらしい。
あの Grandin's Hug Machine 体験してみませんか? 〜日本感覚統合学会(旧称 日本感覚統合障害研究会)
2002年6月の来日講演会 テンプル・グランディン先生も大絶賛!石井先生製作 Hug Machine
感覚統合遊具作成・何でも工房フォレストーンズ HUG BOXの映画もあるらしい
HUG BOX -映画「HUG BOX」をめぐる身体性/映画と建築と医療の視点か vision's web site…微妙にカルトっけを感じるのは気のせいかな。

アスペルガー症候群の人は、ほぼ全員「障害者」という印象を覆すような、優れた能力・才能を持っている。そうした能力の中には、事実上、症候群の一部とみなせるものもあるが、その人に特有の個性として理解すべきものもある。
p.64〜「アスペルガー症候群がわかる本 理解と対応のためのガイドブック」
クリストファー・ギルバーグ著 明石書店 2003/12
テンプル・グランディンさんには著作はいくつかございます。
グランディンさん以前には、アスペルガー症候群の人ご本人がカムアウト状態で著述なさった本はほとんど皆無だった。
グランディンさんは草分けの一人。
ただ、グランディンさんの著作で邦訳されているのはわずかに2冊だけ、それも彼女の研究内容ではなく、”成功したアスペルガーに至る道”を語る自伝的なもののみ。

「自閉症の才能開発 自閉症と天才をつなぐ環」
テンプル・グランディン (著)
学習研究社 ; (1997/07)
Thinking in Pictures: And Other Reports from My Life With Autism
Temple Grandin (著)
ハードカバー: Doubleday (1995/11/01)

「我、自閉症に生まれて」
テンプル・グランディン, マーガレット・M. スカリアーノ著
学研 (1994/03)
Emergence: Labeled Autistic
Temple Grandin, Margaret M. Scariano (著)
ペーパーバック: Warner Books Inc ; (1996/09)

●翻訳される動物たち:自閉症のミステリーを使って動物行動を解読する
Animals In Translation: Using The Mysteries Of Autism To Decode Animal Behavior
Temple Grandin, Catherine Johnson (著)
ハードカバー: Scribner ; (2004/12)
書籍情報と書評:アマゾン 日 米 英

Animals In Translation
ペーパーバック: Harvest Books; (2006/01/31)
書籍情報と書評:アマゾン 日 米 英.

●暗黙の了解としての社会的おつきあい
The Unwritten Rules of Social Relationships
Temple, Ph.D. Grandin, Sean Barron, Veronica Zysk (編集)
ハードカバー: Future Horizons Inc; (2005/12/30)
書籍情報と書評:アマゾン 日 米 英.

●動物の福祉と食肉の科学
Animal Welfare and Meat Science
Neville G. Gregory, Temple Grandin (著)
ハードカバー: C a B Intl (February 18, 1999)
書籍情報と書評:アマゾン 日 米 英.


●ビジュアル思考:そして自閉症の人生レポート
Thinking in Pictures: And Other Reports from My Life With Autism
Temple Grandin (著)
ペーパーバック: Vintage Books (1996/11)
書籍情報と書評:アマゾン 日 米 英.
ほう。ビジュアル思考。 絵図で物事を咀嚼する。自閉症のような発達障害は、全体を先に処理する人間に典型的な傾向が崩れていることと関連しているのかもしれない。自閉症者の中には、部分図形の処理にきわめて優れている人たちがいるが、それこそが彼らの問題の原因の一つでもあり、また、「写真のような」絵を描いたり、莫大な量の機械的記憶を持てたりする、驚くべき個別の能力の原因ともなっているのだろう。
p.60〜『霊長類のこころ 適応戦略としての認知発達と進化』 ファン・カルロス・ゴメス著 長谷川眞理子訳 新曜社 ; (2005/10) 原書2004; Apes, Monkeys, Children, and the Growth of Mind (Developing Child); Juan Carlos Gomez
視覚系回路が違う人々もアリと。
えーと、私は人物を描く場合、眉間から描きます。
顔のパーツを描いて、そのあとで輪郭を描く。
でもたいがいの人は輪郭を先に描いて、そのあとで目鼻口を乗せるらしいですけどね。

おまけに、私は顔の向かって左半分が描けない。
だのに、いっちょまえに絵のプロとして仕事をしていたりするのですが。(描いた半分を左右反転させコラージュしてしのぐ)

なんかの障害でしょうかねぇ。
昔はパーツもバラバラで、うまくまとめることさえできないような状態だったし。
もしかして視覚系がサル?

配線異常で同期異常に
2006/07 EurekAlert Carnegie Mellon researchers discover key deficiencies in brains of people with autism
ビジュアル思考のその由来
言語処理の際に視覚情報処理の部分も参加してしまう
2006/07 EurekAlert Researchers gain insight into why brain areas fail to work together in autism

自閉症児、システム思考の親が多い?自閉症に関しては、先日こんな記事も流れておりまして。
毎度の バロン=コーエン さんではございますが。
分析的思考の親、自閉症の子ができやすい +バロン=コーエン
自閉症スペクトルの父や祖父、システマティックな職に就いている率2倍
2006/02 BBC News Scientific brain linked to autism
2006/01 Telegraph Parents' marriage choice may lead to autism
ひところ(2002年)シリコンバレーで自閉症の子が生まれる率が高いぞと騒がれておりまして、その流れも想起したり。
ウェブの普及でア*バ系どうしの婚姻が増えると… みたいな連想は不謹慎?
行動遺伝とつなげた話にしてしまうと、またAさんあたりがお怒りになったりするのかもしれませんが。

![[ EP: 科学に佇む心と身体 ]](http://homepage1.nifty.com/NewSphere/transparent.gif)







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