この問題についてのお手軽入門:
うちの
「10分で分かる韓国の生命倫理問題」 @「幻影随想」の黒影さん(北大のバイオ系大学院生)
「韓国幹細胞研究スキャンダル」 @higonさん(幹細胞研究を目指す学生さんだそうです)● ● ●
12月06日前後からいきなり幹細胞論文の写真やデータが「捏造じゃないか」疑念が怒濤の炎上。

・写真提供はシャッテン教授経由
・写真捏造はファン教授の指図
・「ウソだ、ファン教授は関わってないぞ」
・当の捏造従事者はシャッテン教授側に逃げたがっている
データ疑惑がこじれ、実験再現要請があいつぎ、教授は入院してテンパりまくり、海外の大御所陣からも「検証したげるよ」と申し込みが入る中…
12/16、朝6時半●寝ている間にずいぶんカウンターが回っていて「なんじゃ」と思ったら、うげ、いきなしTVのNHKニュースで
ES細胞はなかったと韓国の教授認める

●ES細胞なんかない!というミスメディ病院の盧聖一氏
●あったけど、誰かがすり替えたんだ、捜査してくれ!
●2株しか残らなかったので、写真の水増しはしました
●おいおい、もしかしてものすごい昔から捏造してた?
...以下、韓国幹細胞騒ぎのつづき...:2005/12/22更新

【ノーベル賞】ES細胞の黄禹錫教授【超有望】@ 2ちゃんねる「黄教授論文自主検証を」ソウル大一部教授ら
2005/1209 【日本語記事】 中央日報@韓国
>「国内外で黄チーム論文の真偽が問題になったからには、
> ソウル大が国際的信頼を失わないためにも、疑惑を徹底検証すべき」
>単純な編集上の間違いですませるには無理な部分が多い
「論争終わらせる論文来春発表」黄教授側近明らかに
2005/1209 【日本語記事】 中央日報@韓国
>黄教授の側近曰く「騒ぎで研究が遅れなければもう論文は出ていたはず」
米ピッツバーグ大学「黄教授論文を調査中」
2005/1209 【日本語記事】 中央日報@韓国
>シャッテン教授曰く「私に嘘をついた人と続けて仕事をすることはできなかった」
2005/1210 New York Times New Criticism Rages Over South Korean Cell Research
ソウル大教員ら「黄禹錫論文検証」で衝突
2005/1210 【日本語記事】 東亜日報
黄教授チーム「4大疑惑は黄禹錫叩き」解明資料を配布
2005/1212 【日本語記事】 中央日報@韓国
ソウル大、黄教授の要請で幹細胞再検証へ
2005/1211 【日本語記事】 中央日報@韓国
>黄教授の正式要請により、積極的な再検証実施へ
「黄禹錫研究」論争、今や検証するしかない
2005/1212 【日本語記事】 朝鮮日報
韓国:ヒトクローンからES細胞 ソウル大学が再検証へ
2005/1212 【日本語記事】 毎日新聞
ソウル大学、 教授論文検証「調査委員会」構成へ
2005/1213 【日本語記事】 東亜日報@韓国
いやもう、見ているだけでもしんどいです。

【権威としてのシャッテン先生の姿】
p.62
生殖生物学分野での主導的な研究者であるジェラルド・シャッテン博士は,評議会への報告の中で,生殖補助技術の全体的目標は「先を考える_親自身の無病の遺産_を手に入れるという_夢の実現_を手助けすることだ」(強調は筆者)と述べている。無病の遺産という夢,これはシャッテン博士も述べているように,単なる次世代という意味を超えているように思えるし,単なる期待を込めた祈りとは違うものであるように見える。そして,たとえそのような大きい望みが伴わなくとも,子育ての慣行の中に厳格な遺伝子スクリーニングが介入してくるならば,生まれてくる子どもを受容可能と判断する基準が上昇するという結果を招く可能性が高くなるだろう。こうした事実が持ちうる意味と影響力は目立たないかもしれないが,深いものである。『治療を超えて バイオテクノロジーと幸福の追求 大統領生命倫理評議会報告書』 レオン・R.カス (編集) 青木書店 ; (2005/11) 原書2004年 Beyond Therapy : Leon R. Kass
● ● ●
ドイツ誌「サイエンスの幹細胞写真捏造疑惑、根拠ない」
2005/1214 【日本語記事】 朝鮮日報@韓国
>サイエンス編集陣のミスによるもの
黄禹錫教授「明日から研究再開する」
2005/1211 【日本語記事】 朝鮮日報
黄教授が研究復帰…洪城で無菌豚実験
2005/1212 【日本語記事】 中央日報@韓国
黄禹錫教授が退院当日に再入院、長引く見通し

2005/1212 【日本語記事】 YONHAPNEWS WORLD SERVICE
2005/1213 NPR Stem-Cell Research in South Korea Creates Controversy
ドリー作ったウィルムット博士「黄教授と共同研究再開」
2005/1213 【日本語記事】 中央日報@韓国

ウィルムット博士=イアン・ウィルマット。
ちょうどこれ読んだ所なので「ええのんか?」
みたいな。黄教授、再入院しちゃったし。第6章には、イルメンゼーとホッペーの「史上初のマウスクローン」が、再現できないゆえにこてんぱんにされた経緯が記されていたりする…。
「第二の創造 クローン羊ドリーと生命操作の時代」
イアン・ウィルマット、キース・キャンベル、コリン・タッジ著
岩波書店 2002/04
原書:2000年 The Second Creation
● ● ●
シャッテン教授「黄禹錫教授を300%支持」
2005/1213 【日本語記事】 朝鮮日報
300%って何。
その直後のうろたえようは何。
2005/1213 NPR U.S. Scientist Questions Korean Stem-Cell Research
2005/1213 Digital Chosunilbo U.S. Scientist Withdraws Name From Hwang Paper
2005/1213 LifeNews.com Hwang's Former Stem Cell Research Partner Removes Name From Paper
シャッテン教授、黄禹錫教授との共同著者から削除を要請
2005/1214 【日本語記事】 朝鮮日報
>黄グループを非難したり、突然支持に回ったりするなど、矛盾した行動を見せるシャッテン
2005/1214 news@nature.com Stem-cell scientist asks for retraction
US partner urges Korean cloner to retract landmark paper.
サイエンス「共同著者からシャッテン教授外さない」
2005/1214 【日本語記事】 YONHAPNEWS
>シャッテン教授からの要請書簡には「根拠のない疑惑」が記されていたため
「幹細胞論争中断…検証見守ろう」
2005/1214 【日本語記事】 中央日報@韓国
2005/1214 NPR Co-Author Voices Concerns on Stem-Cell Paper
【ノーベル賞】ES細胞の黄禹錫教授★2【絶望的】 @ 2ちゃんねる2005/1213 ScienceNOW Korean University Will Investigate Cloning Paper
2005/1214 New York Times American Co-Author Wants His Name Off Stem Cell Paper
ES細胞疑惑、欧米から確認試験申し出…米紙報道
2005/1214 【日本語記事】 ヤフージャパン(読売新聞)
シャッテン教授「黄禹錫教授論文撤回を」…なぜ?
2005/1215 【日本語記事】 中央日報@韓国
>ウィルムット博士ら8人はサイエンス側に黄論文の科学界内の自主検証を申し入れた
英ウィルムット教授「研究の検証は患者のためにも不可欠」
2005/1215 【日本語記事】 朝鮮日報@韓国
捏造疑惑、ファン教授はノーコメント
2005/1214 New Scientist Stem-cell pioneer’s findings in doubt
2005/1214 USA TODAY Scientists seek probe of biologist's stem cell research
ソウル大、黄教授チーム研究の再検証に着手
2005/1215 【日本語記事】 中央日報@韓国
>国家生命倫理委員会、16日予定の法的・倫理的な判定を延期
ソウル大のES細胞、ねつ造疑惑
2005/1215 【日本語記事】 読売
>倫理問題に端を発した疑惑が、作り出した細胞自体に及んだ
シャッテン教授「黄禹錫教授論文撤回を」…なぜ?
2005/1215 【日本語記事】 中央日報@韓国
>シャッテン教授の行動は非常に自己中心的で、はじめからおかしかった

「クローン技術によるES細胞存在せず」NHKニュース12/16朝
いやああああ、なに、こんなにみごとな図のオチ燃え上がりコースだとは…

ええい、この師走の忙しいときに…
ES細胞の成功、黄教授が論文撤回を要請…韓国紙報道
2005/1216未明 【日本語記事】 読売
>研究成果のES細胞は存在しないと認める
初のES細胞存在せず? 韓国の黄教授、論文撤回へ
2005/1216 【日本語記事】 asahi.com
>論文の撤回に同意したと韓国メディアが15日夜、一斉に報じた
ES細胞:「ヒトES細胞分離」虚偽? ソウル大教授、論文撤回に同意−−韓国報道
2005/1216 【日本語記事】 毎日新聞

どーすんだ。
反動コワイゾ。
これまでの絵が。 反転コワイゾ。
国をも翻弄する希代の詐欺師に、純真な愛国乙女たちが、1000人もこぞって喜んで卵子を寄贈いたします…!?
つか、幹細胞研究全体にものすごいミソついてしまった。
盧聖一氏「黄教授の論文の幹細胞、実際は存在しなかった」
2005/1215 【日本語記事】 中央日報@韓国
>論文共同著者の盧聖一(ノ・ソンイル)ミズメディ病院理事長
>幹細胞が11個ではないことはほとんど確実
2005/1215 LifeNews.com Partner: Hwang Reluctant to Admit Embryonic Stem Cell Research Coverup
「黄禹錫教授のヒト胚性幹細胞、存在しなかった」
2005/1215 【日本語記事】 朝鮮日報@韓国
>「MBCニュースデスク」が15日報じた
2005/1215 BBC News S Korea stem cell success 'faked'
韓国のES細胞研究、捏造疑惑が浮上
2005/1219 【日本語記事】 ワイアードジャパン(15日時点の内容)
まだ全面確定ではないと。
米サイエンス誌が経緯を公表 ES細胞の論文疑惑
2005/1216 【日本語記事】 asahi.com
>撤回には全著者の同意が必要、いずれの著者からもまだ撤回要求はない。
ES細胞9株ねつ造か…サイエンス誌
2005/1216 【日本語記事】 読売
>サイエンティフィック・アメリカンは「今年を代表する科学者50人」から黄教授を削除
2005/1215 Scientific American News: Dr. Hwang Dropped from Scientific American 50 for Faking Research
2005/1215 Scientific American Blog: Stem Cell Meltdown
米サイエンス誌が経緯を公表 ES細胞の論文疑惑
2005/1216 【日本語記事】 asahi.com
>15日、電子版に公表
ES細胞9株ねつ造か…サイエンス誌
2005/1216 【日本語記事】 読売
2005/1216 ポッドキャスト【MP3: 18M:
46分】 サイエンス・フライデー
「韓国のクローン論文はどうして受理されてしまったのか:学術論文査読(審査)と卵子提供の倫理問題」
Peer Review and Ethics of Egg Donation - SciFri Podcast - 2005121611
ネイチャー編集長も参加
ES細胞論文疑惑「判断示せぬ」 ソウル大が会見
2005/1216 【日本語記事】 asahi.com
>韓国の大手各紙はそれぞれ全紙面の4分の1ほどを割くなど特集を展開、国民茫然
ES細胞のねつ造疑惑、ソウル大が調査委
2005/1216 【日本語記事】 読売
ES細胞研究のソウル大教授にねつ造疑惑 大学が本格調査へ
↓
ES細胞研究のソウル大教授にねつ造疑惑 会見で反論 [この記事、半日で見出しが変更になった]
2005/1216 【日本語記事】 cnn.co.jp
>ソウル大、疑惑を本格調査するとの声明を16日発表。1〜2週間めどで結論へ。
2005/1214 news@nature.com Stem-cell scientist asks for retractionハ
US partner urges Korean cloner to retract landmark paper
2005/1216 New York Times Korean Scientist Said to Admit Fabrication in a Cloning Study
2005/1215 Washington Post Korean Researcher Is Said to Admit Stem Cell Fakery
2005/1216 Boston Globe Charges of fabrication target cloning pioneer
2005/1216 Los Angeles Times Top Scientist Accused of Faking Stem Cell Findings
2005/1216 Guardian Cloning expert is alleged to have faked stem cell data
2005/1216 BusinessWeek The Cloning Crisis Clouding Korea
論文撤回報道、黄教授が否定…朝鮮日報
2005/1216 【日本語記事】 読売
【黄教授インタビュー】「一部問題あるが、結果は待って欲しい」
2005/1216 【日本語記事】 朝鮮日報@韓国
>写真に何らかのミスがあったのは確実だ/ES細胞はあるのか?/もちろんある。
反撃:論争のせいで撤回要求はしたが研究成果は事実、10日以内に潔白は証明される
2005/1216 BBC News S Korea cloning expert hits back
2005/1216 Scientific American Blog: Hwang Defending His Research
2005/1216 WebMD Medical News Korean Stem Cell Scientist Speaks Out
Researcher Reportedly Stands by His Controversial Study
2005/1215 news@nature.com Stem-cell pioneer accused of faking dataハ
South Korean television airs unconfirmed allegations over landmark research.
<黄禹錫教授の真実は…>盧聖一氏「幹細胞ないという事実わかった」
2005/1215 【日本語記事】 中央日報@韓国
黄禹錫 vs 盧聖一の戦い(誹謗中傷合戦?)
韓国民唖然<黄禹錫教授の真実は…>市民たち衝撃…「信じたくない」「最後まで見守らねば」
2005/1216 【日本語記事】 中央日報@韓国
<黄禹錫教授の真実は…>盧大統領「もう少し見守ろう」
2005/1216 【日本語記事】 中央日報@韓国
【写真】研究室に出勤する黄教授
2005/1216午前 【日本語記事】 中央日報@韓国
<黄禹錫教授の真実は…>幹細胞なし、あっても2つ
2005/1216 【日本語記事】 中央日報@韓国
<黄禹錫教授の真実は…>論文どうやって通過?
2005/1216 【日本語記事】 中央日報@韓国
>5月のES細胞開発研究論文は、黄教授チームとミズメディ病院、ソウル大病院、
米国ピッツバーグ大など7機関が協力して書いたもの:共著者25人。
>キム・ソンジョン研究員:「2、3番幹細胞の写真を10枚ほど撮った」
「してはいけないことをして心の負担になった」
>論文付録に載せられた48枚の写真のうち10枚重複
>検査室ではDNAが抽出された検体がどれであったか確認する方法はなかった
>学術誌は論文を書類だけで検証、研究過程を直接見るわけではない。
盧聖一理事長「黄教授が研究員を懐柔、脅迫した」
2005/1216 【日本語記事】 中央日報@韓国
>「黄教授は自分の身代わりにキム・ソンジョン氏や姜成根(カン・ソングン)教授を」
>「幹細胞が死んだために捏造したが、その事実を認めずまだ未練を捨てられないようだ」
「ES細胞はあるのか」黄教授−盧理事長の「真実攻防」に
2005/1216 【日本語記事】 中央日報@韓国
黄教授「患者に合わせた型のES細胞作った」
2005/1216 【日本語記事】 中央日報@韓国
>作ったことは事実だが、ずさんな管理により現在保有しているES細胞はない
<ヒトES細胞>ソウル大教授「作ったが管理にミス」 韓国
2005/1216 【日本語記事】 ヤフージャパン(毎日新聞)
韓国ES細胞研究 渦中の教授「決定的なミスがあった」
2005/1216 【日本語記事】 asahi.com
>盧氏の病院に保管していたES細胞がいつのまにか黄教授の元にあったと指摘、「黄教授は泥棒だ」
>医学系の学術論文では世界で年に20〜30本の論文が取り下げられている。
ES細胞ねつ造疑惑、黄教授が否定…論文は撤回
2005/1217 【日本語記事】 読売
>疑惑を晴らすために冷凍保存したES細胞5株を解凍、培養中
>DNAが一致しないのは何者かがすり替えた可能性、司法当局に捜査要請する意向
2005/1217 New York Times South Korean Scientist Says He' ll Prove Cloning Method
【社説】真実を知りたい
2005/1216 【日本語記事】 中央日報@韓国
> 韓国科学界はすでに世界科学史に取り返しのつかない汚点を残した。
> 過ちはいつか正されるというわが社会の正義を見せなければならない。
● まだまだ決着はつきそうもないぞ ●
● ● ●
◆関連書




● 「不死を売る人びと 「夢の医療」とアメリカの挑戦」
スティーヴン・S.ホール著 松浦俊輔訳 阪急コミュニケーションズ 2004年
2003年までの幹細胞研究をめぐる攻防が詳しく記されている
● 『治療を超えて バイオテクノロジーと幸福の追求 大統領生命倫理評議会報告書』
レオン・R.カス (編集) 青木書店 ; (2005/11)
生命倫理についてのアメリカのもがきがたっぷりと
● 文春新書 「ES細胞:万能細胞への夢と禁忌」 大朏博善著 文芸春秋 2000年
● 「ヒトES細胞なぜ万能か」 中辻憲夫著 岩波科学ライブラリー 岩波書店 2002年
● 『韓国科学史 技術的伝統の再照明』 全 相運 (著) 日本評論社 ; (2005/10)
バイオニュース 「幻影随想」さんとこの続報。あとこーゆーのもあるらしい。
「メモ:突如として消えた韓国・聯合ニュースの記事」 @不可視型探照灯
「黄禹錫教授の幹細胞研究倫理疑惑報道に逆切れ」@日韓友好のため韓国の新聞を読もう
![[ EP: 科学に佇む心と身体 ]](http://homepage1.nifty.com/NewSphere/transparent.gif)







次の記事














