現世を、透徹したあの世の印象にフリーズさせる。

現代日本画の巨匠。
関東の出身だが、北海道の圧倒的な相貌に魅せられ、零下十数度の厳寒の吹きさらしの中、何時間も荒野のスケッチを続けていたという。
間違って「関口雄輝(かがやくの字)」と表記されていることがありますが、正しくは「関口雄揮(指揮のきの字です) せきぐちゆうき」です。
んでもって、この人の作品をもっと拝見するすべはないのかなとネットを検索したら、なんと! なんだなんだ、札幌市内におもきしこんな施設があるではないか!!
┗ 展示作品紹介
●所在地 〒005-0853
札幌市南区常盤3条1丁目【バス停「芸術の森入り口」の北側】
●休館:毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は、月曜日開館で翌火曜日休館になります)
●開館時間:冬期間11月〜3月は 午前10時〜午後4時
冬以外は午前10時〜午後5時 (入場は午後4時30分まで)
●『 関口雄揮記念美術館 』 サイト内に「インターネット特別割引券」のページがある。プリントアウトして持参すると、100円割引サービスになるんだ。

┗関口雄揮記念美術館さんが作ったオリジナルコマーシャル。
これに「市内から30分」と書いてあってワロタ。
「関口雄揮記念美術館」は札幌「市内」だぞ。南区を市内八分したらあかん。
うわー、見に行きてー!!と騒いでいたら、確定申告仲間のSっちとGちゃんが申告ついでにいっしょに行こうと言ってくれたので、行ってきたぜい!!

●行き方●
札幌の地下鉄南北線の南端、「真駒内駅」の「2番バス乗り場」のバスは、すべてバス停「芸術の森入り口」を経由する。ので「2番バス乗り場」に行けばオッケー。簡単。
●展示作品●
「展示替は年4回」
ええっ。じゃあ、たくさん拝見したければ、何回も見に行かなきゃなんないのか。
今現在の展示はこれ。
所蔵作品展 「風の岬」
会期 2009年2月28日(土) 〜 2009年6月28日(日)

凍てつき、暗く白い北海道の漁村の風景を含んだ作品群が、一堂に集められている。
激しくけぶる吹雪の海が、遠い空が、みごとに昇華して、固まった画面から静かな叫びを上げている。永遠に。
構成はストレートに巧み。
モノクロームに吹き削られる波しぶき。
色を失った画面のすみで、かすかにハレーションを跳ばす原色。 最高。
屏風「風の漁村」の、迫力。 無音さ。
理想のあの世。
北海道日本海側の厳冬期に、海岸で吹きさらしの仕事をし、その風景に魅入られた者の一人として、この描写は最高。理想。
北海道厳冬期の光景は、マジに美しい。
死んだら、毎日永遠に、こんな風景をまのあたりにしながら凍りついていたい。死んだら、音も寒さも気にせずずっとこの光景だけが見えている、そんな気がしている。理想だ。
でもねー、これは内地の人間の感覚なんだろうな。

ドサンコに言わせれば「こんな風景なまらしばれそうでダメだ」マジでおびえてやんの。悪夢なんだろうな。w
素晴らしい作品なんだけどなー。
『 関口雄揮記念美術館 』 の今の展示『所蔵作品展「風の岬」』シリーズは、厳冬の漁村が圧倒的な迫力だけれど、隣室には「春の風景」を集めた柔らかに暖かいシリーズや、若かりし頃の小品を集めた部屋もある。
関口雄揮氏の作品には時代によって「フランス留学時代、抽象の時代、モノクロームの時代」と三期にわかれるのだそうだ。

関口雄揮氏の作品は、ネット上ではあまり拝見できない。
でも、少し拾える作品の片鱗を並べてみるならば・・・
... 以下つづき...

【成川美術館の 関口雄揮 作品】
この神奈川県箱根の美術館に、けっこうな数が収蔵されているらしい。
先月、NHK「新日曜美術館」で紹介されていたのは、この成川美術館で開催された「関口雄揮 大追悼展」の告知だったらしい。
「関口雄揮展がNHK「新日曜美術館」のアートシーンで紹介されます」
┗ 2009年2月22日放送
●作品「曠野の秋」の大きな画像あり
●作品 大きな画像あり
↑これらの美麗画像はさっそくデスクトップに設定いたしました。ああ眼福。
成川美術館では関口雄揮氏の作品をあしらったグッズも通販しています。
●ブックカバー 関口雄揮「白い花」
┗代表作「白い花」は、画者が自然に溶け込んでいく完璧な心象風景。
●成川美術館所蔵 関口雄揮画集 箱根百景
↑ この画集欲しい、けど、箱根百景・・・?
いや、北海道中心の画集が一番欲しいんだけどな。無いのかな。欲しいっ。
あ。これはなんだ。↓
成川美術館さん! この画集は通販していないんですか!?!?関口雄揮作品集を刊行しました :成川美術館のブログ
関口雄揮画伯の追悼展に伴い、『感動を呼び起こす画家 関口雄揮』が発刊されました。
成川美術館が所蔵する作品を中心に編んだ決定版ともいえる作品集です。
作品はオールカラーで116点を収録。表紙は、代表作「白い花」と「北の春」の2種類がございます。どうぞお手に取ってご覧ください。

うわ、これマジ問い合わせしてみよう。
追記: 問い合わせたぞ。
●通信販売:可能
●価格:一冊1890円 送料:一冊200円
(複数購入の場合は送料を問い合わせて確認するべし)
●現金書留で申し込む
●表紙は「赤系(代表作「白い花」)」と、「青緑系(代表作「北の春」)」の2種類を選べるので指定すべし(表紙が異なるだけで、内容は同じ)
追記:
注文した画集が届いたので、別途ご報告記しました。
2009/03 『関口雄揮 成川美術館製の画集』


関口雄揮氏の作品グッズは、札幌の『 関口雄揮記念美術館 』でも販売している。
若き日の作品の絵葉書、絵葉書を額装した小品、代表作をあしらったクリアファイル、そして各種の画集など。
毎度各種美術館や博物館に行くたび悲しく思うのだけれど、なんで「絵葉書」なんだろう。大きめのポスターや複製画があればいいのに。B3くらいのパネルとか・・・ねぇ。
画集も何種類か販売していたのだが、いずれも各種展示会の目録程度の収録数の軽い品で、なかなかファン的に満足の行く内容ではない。
札幌の『関口雄揮記念美術館』では
●↑リンク先に、カレンダー収録作品の画像 2枚あり
欲しい!

そのほか、関口雄揮氏の作品を拝見できるサイト各種。
ああっ、確かにこのようなビビッドな風景は、北海道だ。
うちの近所の防風林も、住宅さえなければみごとにこの光景になる! 素晴らしい。
こんな佳品が、普通にバラバラと市販されているのか・・・
個人収蔵品含めて全作品のカタログ作製なんて、無理な世界なのかな・・・
┗ここに小さく表示されている画像は 実際は幅600くらいある
いずれも、ナマ画像の迫力には遠く及ばない。直接、見るべし!


氏は、去年2008年の7月17日にお亡くなりになっている。享年85歳。
・・・ということは、1990年代に北海道を描いているから、70歳でマイナス10度以下の世界を描いていた!?

道内の風景を描き続け、2005年、札幌市南区に日本画など3千点を収蔵する「関口雄揮記念美術館」がオープンした。
えええっ!? 『 関口雄揮記念美術館 』 は「3千点を収蔵」しているの!? なのに、展示されているのはあの数十点だけだったのか!
たまたま成川美術館の「関口雄揮 大追悼展」と会期が重なっていたとはいえ、あ”−、もっと見たかった!!
『 関口雄揮記念美術館 』 の展示換えは、次は6月くらいになるのかな。ヲチリストに入れておこう。

なお、 『 関口雄揮記念美術館 』 の帰り道、来るバスは全部「真駒内駅」行きだろうとあわてて飛び乗ってしまったら、「藻岩高校前」という見知らぬ終点のバス停につれて行かれてパニクりました。あかん、あわてて乗ったらあかん。
しかたなく、「藻岩高校前」のスーパー内にある書店で地図を立ち見して、みんなでトボトボ真駒内駅まで散歩しましたよ。それなりに真駒内の雪景色は美しくて楽しかったけどね。


![[ EP: 科学に佇む心と身体 ]](http://homepage1.nifty.com/NewSphere/transparent.gif)







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