
『わたしのハムスターを化石で残すには?
アマチュア・サイエンティストに贈る驚くべき実験の数々』
ミック・オヘア編
ランダムハウス講談社 (2008/9/19)
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原書:How to Fossilise Your Hamster (2007/10) Mick O'Hare
いつもの科学記事巡回先の一つ、イギリスの科学誌 ★「New Scientist」。
そこのQ&Aコラムをまんま本にした感じ?
えーと、そういう書き出しの感想は、前にもいっぺん書いている。
こっちこっち。↓

『実証超科学講座』
ニュー・サイエンティスト編集部 (編さん)
二見書房 (2007/10)
原書;Does Anything Eat Wasps? 2005
『実証超科学講座』のほうの感想はこれ。
『実証超科学講座』 と、『わたしのハムスターを化石で残すには?』 、どっちもニュー・サイエンティスト誌がからむ本。
『実証超科学講座』 と、『わたしのハムスターを化石で残すには?』 を比べるならば、自分的には『実証超科学講座』 のほうがオススメ。分野が多岐に渡っていて、しかも世界中の人がカキコしてくれている、というライブ感が楽しかった。
... 以下つづき...

ウィットや機転、そして常識くつがえし感といったドライブ感は乏しく、こじんまりした印象。 ふ〜ん な物足りなさが残った。
いや、なにより不満を感じたのは、この本の「ネズミ」なんだけどね。
この本、タイトルにハムスターを謳っておきながら、表紙は「ネズミ」。
でもって、その「ネズミ」、本文ページの右端で、パラパラ漫画になっている。
でもって、その「ネズミ」、パラパラ漫画の最後で死んでしまうんだ。
黒こげになって。
な ん だ よ こ れ。

意味不明。
ちょっと編集さん、説明してくれや。
自分、本文は飛ばし読みしたんで(項目の区切りが判別しづらい編集で、すんなり読めなかった)必然性についての説明を見逃しているのかもしれないけれど、不快だ。この「ネズミ」(の扱い)。

さて、表題の『わたしのハムスターを化石で残すには?』なんだけれど、この問題は本書の中では、数ある話題の中の単なる一項目扱いで、たいしたことは書いていない。
詳しいビックリ報告を期待するなら肩すかし。

北大の総合博物館で展示されていたハムスターの骨。
北大の誰かさんが「わたしのハムスター」をマジで骨にしちゃったらしい。

吹けば飛ぶような、糸くずのような、前足、肋骨・・・
こりゃ化石化は難しそうだ・・・
「化石化のコツ」にからむ記事は、 過去記事庫 から2件ほど拾えたので紹介しておきます。
●化石にならない死に方教えます
小柄な身体で熱帯の水底深くがオススメです 〜貝化石研究
2006/04 EurekAlert Paleontologists learn how not to become a fossil
環境によっては、全然化石が残らない状況がある。
そのような「化石が欠落している時代や種類」を想定で補完しながら古今の生態系を考えていく必要がある。
●死んだ恐竜が化石になる確率は?
2002/09 Scientific American ASK THE EXPERTS: BIOLOGY
What are the odds of a dead dinosaur becoming fossilized?
死んだときの状況しだいで0から10までおおいに違ってくるのです。
フロリダ大の古生物学者グレゴリーM.エリクソンがお答えいたします。
青々としたジャングルで死んだ場合は、めったに化石にはなれません。
いろいろ腐るし食われるし、酸性の土壌で骨も溶けて消えちゃいます。
水中の土壌にすみやかに埋もれるか、砂漠で死んだほうが確率は高め。
自分的には『実証超科学講座』 のほうがオススメなのです。

![[ EP: 科学に佇む心と身体 ]](http://homepage1.nifty.com/NewSphere/transparent.gif)







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