[ EP: 科学に佇む心と身体 ]

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音楽の好みでズバズバわかるあなたの性格

カテゴリ[科学に佇む2008年] 2008/09/11
音楽の好みでズバズバわかるあなたの性格
 音楽の趣味と性格の関係を調べてみました
2008/09 BBC News Music tastes link to personality
 ジャズ・ファンは、「創造的でセルフエスティームが高め」
 調べた研究者本人もびっくり
 音楽の好みと人格タイプは、密接に関連するのです ― 世界中の36,000人を調べたよ
 クラシックファンは内気
 ヘビメタフリークは、穏やかで独り静か

 自己評価独創的外向・内向勤勉さ気楽
 self-esteemcreativeoutgoinghardworkinggentleat ease
ブルース高め外向的 高め気楽
ジャズ高め外向的  気楽
クラシック高め内向的  気楽
ラップ高め 外向的   
オペラ高め  高め 
C&W  外向的高め  
レゲエ高め外向的低め高め気楽
ダンス音楽 外向的 低め 
インディーズ低め 低め低め 
インドのポップ 外向的   
ロック/ヘビメタ低め内向的低め高め気楽
ヒット曲高め×外向的高め高め気むずかしい
ソウル高め外向的 高め気楽

 C&Wは「カントリー&ウェスタン」の略。
 訳が間違っていたら、指摘してつかあさい。

... 以下つづき...

〓〓〓 EP 〓〓〓

 あ。なんだ、ワイアドも同じ話題を取り上げてますね。
2008/09 【日本語記事】ワイアードビジョン
  クラシックとヘビメタ、ファンは似た性格:「音楽の趣味と性格」を調査

 最近、日本側のネットメディアで紹介されたネタは、それ以上の構成にこしらえるのがめんどうなのでたいがいスルーしているんだよね。orz
 まいっか。

挿画


 音楽の趣味と性格。
 「カントリー&ウェスタン」が「外向的で勤勉」てとこなんか、かなりアルアルで笑える感じ。

●右画
 そも、頭ン中にある「扁桃核」さんは、ヒトの性格や感情をおもいきし左右なさっているわけで、そのあたりの仕様しだいで好きな曲も、行動・性格も直結しがち。
 頭が故障すると、その具合によっては音楽の趣味がガラリと変わってしまったりする。おそらく、本人の性格の変化も、なんぼか伴っていると思われ。

クラシック鑑賞にはたくさんの脳力が必要?
 アルツハイマー病など、痴呆症の人に見られる音楽の好みの変化
 クラシック好きがハードロックフリークになったりする
2001/06 BBC News Scientists start accounting for taste
 逆はない;痴呆でクラシックが好きになるという例はないma

毛嫌いしていたジャンルの音楽を急に聞きたがるようになった例
2000/12 BBC NEWS  Dementia 'affects musical taste'


 あと、本人の性質だけでなく、社会的文脈も複雑に作用しているよね。
 その曲を好む性格の人々が、その曲がふさわしい社会的文脈を形成して行くし、逆に培われた社会的文脈に沿って、その曲が好きな人の行動様式が収斂(しゅうれん)していくこともある。
 その曲がふさわしい状況が社会的に不利になるのであれば(時代遅れとか)、状況によってそれなりに曲を支持する層も微妙にずれていく。

「みんなで聴けばこわくない」
 音楽生活は優柔不断?
 あなたがその曲を好きかどうかは、周囲の人間もその曲を好いているか否かに左右される
2006/02 New Scientist Your taste in music is shaped by the crowd
歌がヒットする要因とは?
2006/02 【日本語記事】Science【 PDF】 What Makes a Song a Hit?


 面白いよね。
 まえにこういう話もあったんだよ。
◆音楽の社会心理学
→ 2004/06 『人はなぜ音楽を聴くのか 音楽の社会心理学』

●パンク野郎のほうがヘビメタ愛好者より反体制的で犯罪をおかしやすい。
●薬物中毒は、パンク野郎よりヘビメタさんのほうが多い。


 冒頭で紹介した一覧表には「パンク野郎」の項目がないのが残念。
 たぶんパンク野郎さんはヘビメタさん(内向的、上品)とは違って「外向的・下品」だったりするのではないかと。
 海外でも映画化されるというウワサが強まっている「デトロイト・メタル・シティ」にしろ、「内向的、上品」という「ヘビメタ野郎の実態を誤解している世間」というズレを狙っている感たっぷりでよろしゅうございます。

 ヘビメタについては去年、こんなのもあったし。
才能のある学生は、ヘビメタで憂鬱を打破
2007/03 EurekAlert Gifted students beat the blues with heavy metal
 才能のある学生は能力にプレッシャーを感じると、気分を晴らすためにヘビーメタル音楽を用いていたりしなさるよ


 まあ、ジャンルに関わらず、ヒトは自分の気分を変えるために、自分を良い気分にしてくれる音の流れを、お好みなさる。心のオヤツみたいな。

 そんでもって、脳の具合で性格や好みも左右されうるという点では、脳の仕様を左右する「遺伝子」もなんぼか関わってくるわけで。
2007/12 news@nature.com AUDIO: Music is in our genes
音楽も、我々の遺伝子しだい:オーディオファイルあり
African cultures that sing alike tend to be genetically similar.
 アフリカでアカ族やフツ族などいろいろ調べてみたんですが、歌謡様式が似ている文化は、所属する人間の遺伝子も似ているようですよ

 この結果に関しては、血脈とともに音楽も言語のように継承されていった、という側面もあります。


 音楽に関わるヒト性質のミステリーについては、こちらもオススメ。
 → 『 音楽する脳と感情のヒト進化 』

 さて。
 セルフエスティーム低め(自己評価低め)な人物が好む音楽ジャンルは、インディーズやロック・ヘビメタ。
 お子さんの趣味がインディーズやロック/ヘビメタに思いきりお走りになられた場合、そも親御さんがお子さんの自信をつぶしてしまってはいないか、状況を厳に省みることを考えたほうがいいかもしれない。

※ 親が子供の才能をつぶす例
 → 『 親の偏見が子供の才能をつぶす 』




メタル


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