日本のイリオモテヤマネコがヤバイ
3年間追跡していた「グーグー」くんまでもがひき殺されて・・・2008/02 New York Times As a Japanese Island Grows Less Remote, a Wildcat Grows More Endangered
この世に全部で100頭もいないのに、平均して毎年3頭(!)、イリオモテヤマネコが車にひき殺されている。
西表島には観光客が40万人も押しかけているし、飼い猫がイリオモテヤマネコに病気をうつしているし。
ひき殺される数を少しでも減らそうと、85本の「生態道」や地下道を、車道の下に作ったのだが、イリオモテヤマネコはあまり使ってくれてないのです。
「グーグー」と名付けて、3年前からずっと追い続けていたイリオモテヤマネコが、礫死体で見つかった。
日本の西表島(いりおもてじま)という小さな島に棲息しているレアなヤマネコが、いまや頭数が100を切り、絶滅の危機にある。
西表島の人口は約2000人。日本の田舎はどこも過疎に悩んでいるけれど、ここ西表島に限っては、この10年で人口が2割も増えている。観光産業のおかげだ。毎年観光客が40万人も押し寄せ、ヒトにとっての観光資源であるはずの島の生態系が、ほかならぬ観光によってヒトによって脅かされている。島内の交通量が増え(メインストリートは一本しかないんだけれど)・・・
轢き殺されたイリオモテヤマネコは、大島弓子の作品「グーグーだって猫である」にちなんで名付けられていたんだよね?
... 以下つづき...

こうして海外で話題になるほどの「グーグーだってイリオモテヤマネコである」なわけだから、日本側にも当然グーグーの情報はあるだろうと「イリオモテヤマネコ グーグー」でぐぐってみても、「グーグー」という名のネコが登場する大島弓子の作品ばかりがひっかかってきて、無理だ、訃報や記録は掘り出せない。
記事に登場しているのは「琉球大学の山猫専門家 イザワ・マサコ」さん。
この人だね。
あともうお一方、登場している。
環境省西表野生生物保全センターの岡村麻生(おかむらまき)さん。
「1978年に調査を始めてからこれまでに41頭のイリオモテヤマネコが車に轢かれて命を落としています。」
ニューヨークタイムズが岡村麻生さんからインタビューを取ったわずか数日後に、またイリオモテヤマネコが一頭、礫死体で発見された。それが、みんなで3年間追い続けてきていたグーグー君だった。
哀れグーグー。
そんなニューヨークタイムズの記事でした。
記事中には「ドイツ人が発見するまで、日本人は固有のヤマネコが島にいることを知らなかった/希少種を守るために無人島にしろと主張されて地元はうざがった」というようなエピソードも紹介されています。
・・・作家陣はイリオモテヤマネコに対しては、何か動いてくれてはいないのかな?
今月の関連記事追記:
2008/08 【日本語記事】毎日新聞 イリオモテヤマネコ:減少傾向か
2008/08 【日本語記事】共同通信 ヤマネコは7−8%減 環境省の西表島での調査
2008/08 【日本語記事】EIC イリオモテヤマネコの生息個体数は約100匹
生息状況等総合調査の結果が発表される
2007/08 【日本語記事】朝日新聞 ジュゴンなど絶滅危惧種に 環境省がレッドリスト見直し
イリオモテヤマネコ:「絶滅危惧1B類」から1A類にランクup。
世界で最もレアなネコ、日本のイリオモテヤマネコがいよいよ逝きそうだ
轢死、観光開発、そしてカエルツボカビ病…
DNA解析からは、独立した種ではなく、東南アジアのヤマネコの亜種らしいが
2007/08 National Geographic Rare Japanese Wildcat Edging Closer to Extinction


『グーグーだって猫である』 『イリオモテヤマネコの百科』

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