08日(日)21:00〜NHK総合 NHKスペシャル
「探検 溶かされた大地」メキシコ 謎の洞窟に原始の命を追う
再放送は 11日(水)00:15〜NHK総合(10日の深夜)
ヴィラ・ルース洞窟(ビラ・ルース)
メキシコ・タバスコ州
有毒な硫化水素が沸いていて、普通の生物では生きていけない。厳重な毒ガス対策をしていないと人間も死んでしまう石灰岩の洞窟。
1989年から探索開始。
奥に進むほど、毒ガスの濃度は増していく。死の洞窟と呼ばれてもおかしくないこの場所には、さまざまな生物が「毒ガスの中でも生きていけるような身体」になって、棲みついている。
最も毒ガスが濃くなる深奥部には、硫化水素を食べて強烈な硫酸を排泄する細菌がたくさん繁殖し、硫酸で岩を溶かしてじわじわと洞窟を広げている。なんと、この細菌は濃度99%以上の硫酸を排泄する!んだそうな。これじゃ石灰岩はひとたまりもありませんがな。

鍾乳洞の成り立ちは「水が自然に溶かしけずって作られた」とは限られず、このように細菌の活動が地層を溶かして空洞を作っていくというのもアリなわけで、というのが最近の細菌観。
これら特殊な細菌は、古細菌(アルケア)というグループに分類される物であり、地上に生物があふれる前の、原始の地球に多く生息していたと考えられているのです。
... 以下つづき...

●ヴィラ・ルース洞窟:
●研究チームによる洞窟探索時の画像紹介:
●ナショナル・ジオグラフィックの関連記事:
記事:硫黄を食べる細菌が棲む洞窟:
[ CAVE of the SULFUR EATERS.(sardines in a Mexican cave) ] findarticles.com
同じ主題で、過去に米国制作の番組が放送されていますね。
2003/03/21(金)22:00〜 NHK教育 ドキュメント地球時間
「巨大洞窟の不思議な世界・驚異の微生物パワー」
で、この海外ドキュメントのほうはビデオで入手可能(英語版)。
[ Nova: Mysterious Life of Caves ]硫化水素を食べるタイプの古細菌なら、別の種が海底の熱水チムニーなどにも棲息していますね。

【その後の追記】
かような「極限環境微生物(extremophile)」については下記の本がひとしきり述べておりました。

「地中生命の驚異 秘められた自然誌」
デヴィッド・W.ウォルフ著
青土社 2003/05
(原書=2001 / Tales from the Underground)
呼吸の過程で酸素の代わりに酸化鉄(サビ)を「吸う」地底細菌とか、高温水中で生きる菌、タイタニックの鉄をむさぼり食う古細菌(アルケア)などなどが登場。
なお、現在確認されている細菌の耐熱棲息最高記録は130度だそうです。

追記:
2006/12 EurekAlert Snottites, other biofilms hasten cave formation
Snottites他のバイオフィルムは、洞穴形成を早める
へぇボタン:へぇ〜
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上記内容は、旧ブログの
をここに移転させたものです。
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