シリーズ通算第11回目。 2006年以降。
本年8月のNHKスペシャル、当時は手一杯だったので、今ごろ録画をチェック。
2006年8月20日(日)午後9時〜9時49分 総合
『論文捏(ねつ)造 夢の医療はなぜ潰(つい)えたか』
“夢の細胞”を作成したという画期的な科学論文が発表されてからおよそ半年後、全てがねつ造であるという前代未聞の疑惑が持ち上がった。事件の始まりは、たった一つの“ミス”だった。
下記はこちらの想像加筆も織り込んでひととおりまとめ。
●主役は、画期的な論文を次々に発表し、21世紀の医療に革命をもたらすと期待された黄禹錫(ファン・ウソク)教授@韓国ソウル大学獣医学部。バイオテクノロジーの第一人者。
人間の身体のあらゆる組織に変化する夢のES細胞、その新機軸を知らせる黄禹錫の論文に、世界中の難病当事者が大きな期待を寄せた。
しかし、彼が発表したそれら2004,2005年の『サイエンス』掲載論文は、捏造だった。

●1999年
韓国初のウシクローン作成に成功した黄禹錫。
黄禹錫は、ヒトでもウシと同様にクローン作成が可能だと踏んでいた。
が、まだヒト卵子を扱った経験はなかった。
獣医師でとどまっているかぎり、おさきたかが知れている。
ヒトものを扱って成功することができれば、これはでかい。
●2002.10.31
ソウル市内の喫茶店で、黄禹錫が共同研究を持ちかけた相手は、ミズメディ病院のノ・ソンイル医師。
目的は、ミズメディからヒト卵子を入手するため。
卵子提供は、女性の健康に危害を加える行為。
ノ・ソンイル医師曰く「医学の発展のためには女性に少々被害が出てもいたしかたなかろう」
●黄禹錫は当初、5人ぶん程度のヒト卵子さえあればすぐ目的は達成できると見ていた。
が、これがまたウシやブタとは違ってぜんっぜんうまくいかない。
追加に追加を重ね、多いときには一度に30個の卵子、ミズメディは毎月ヒト卵子を供給し続けた。
西欧に比べて卵子提供に抵抗が少ないお国柄とはいえ、予想をはるかに超えた大量の卵子を費やしまくることになる。
●ソウル大学病院産婦人科医のオ・ソンギョン博士は、彼らのヒト卵子の扱い方に強い違和感を感じた。
獣医が、卵子を提供するヒト女性の心情とはかけ離れたありようのまま作業しているのではないか。
続きは後半の「追記」につづく。
● ● ●
いったんここで、その後の記事を並べることにして。
2006/06 【日本語記事】 毎日新聞
ES細胞:論文ねつ造 黄元教授、「故意」を否定−−初公判
2006/06 BBC News S Korea cloning expert on trial
黄禹錫元教授初公判開かれる
2006/06 【日本語記事】 中央日報@韓国
【論文ねつ造】黄元教授の初公判始まる
2006/06 【日本語記事】 朝鮮日報@韓国
ソウル大「黄禹錫氏のES細胞」、10カ国で特許出願へ
2006/06 【日本語記事】 中央日報@韓国
黄元教授の幹細胞特許、ソウル大が10カ国で出願
2006/06 【日本語記事】 朝鮮日報@韓国
黄禹錫博士、来月研究再開へ
2006/06 【日本語記事】 中央日報@韓国
2006/06 New York Times South Korea: Disgraced Scientist Heads Back to the Lab
黄禹錫元教授、来月研究所開設
2006/06 【日本語記事】 朝鮮日報@韓国
2006/06 New Scientist Disgraced cloning expert to resume research
【論文ねつ造】黄禹錫氏、包括的責任認める
2006/07 【日本語記事】 朝鮮日報@韓国
2006/07 BBC News Hwang accepts faked clone blame
2006/07 New Scientist Cloning expert admits responsibility for faked study
【取材日記】黄禹錫事件、もう忘れたか
安圭里教授(黄禹錫スキャンダル関係者)がソウル大病院腎臓内科分科長に再任された
2006/07 【日本語記事】 中央日報@韓国
黄禹錫教授:ファン先生研究室に戻る 動物クローンはやる、ヒトES幹細胞はやらない
2006/08 Reuters Disgraced S.Korean stem cell scientist back in lab
2006/08 毎日新聞 ES細胞:論文ねつ造 黄元教授に新研究所
面目を失ったクローン専門家、新しい研究室を立ち上げ
2006/08 New Scientist Disgraced cloning expert sets up new lab
【論文ねつ造】黄禹錫氏、クローン研究再開
ソウル九老洞デジタル団地に研究室を開設。 臓器移植用のミニブタ研究中心
イヌ・ウシ複製チームはソウル大に残り、ブタ複製・ES細胞研究チームが参加
2006/08 【日本語記事】 朝鮮日報@韓国
黄禹錫元教授、ソウル大復帰実現できず
学校側の懲戒処分に対する不服申し立て、却下
2006/08 【日本語記事】 中央日報@韓国
黄禹錫指導の学生も修士・博士論文に多くの疑惑
チームに属した研究員たちの修・博士の学位論文9編で写真、データ操作疑惑
2006/09 【日本語記事】 中央日報@韓国
2006/09 【日本語記事】 中央日報@韓国 黄禹錫氏弟子らにも論文ねつ造の疑惑
... 以下つづき...【随時追記】
![[ EP: 科学に佇む心と身体 ]](http://homepage1.nifty.com/NewSphere/transparent.gif)







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